Hitachi

OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 システム定義


4.3 定義オブジェクトファイルの生成

ネットワークコミュニケーション定義の各ソースファイルから定義オブジェクトファイルを生成する方法について説明します。

定義オブジェクトファイルの生成には,次の二つのユティリティを使用します。

MCF定義オブジェクト生成ユティリティは,ソースファイルからオブジェクトファイルを生成するときに使用します。MCF定義オブジェクト生成ユティリティを起動するコマンドは,定義の種類によって異なります。

MCF定義結合ユティリティは,二つのオブジェクトファイルを結合するときに使用します。MCF定義結合ユティリティは,MCF通信構成定義にだけ使用します。

MCFのバージョンアップに伴って,定義オブジェクトの形式が異なることがあります。定義オブジェクトのバージョンが異なると,開始処理が続行できません。この場合は,MCFと同じバージョンのユティリティで,定義オブジェクトを生成し直してください。

ユティリティ起動コマンドを次の表に示します。

表4‒11 定義オブジェクトファイル生成に使用するユティリティ起動コマンド

定義ソースファイル

ユティリティ起動コマンド

定義オブジェクトファイル名

MCFマネジャ定義

mcfmngr

$DCCONFPATH/_mu……

MCF通信構成定義

共通定義

mcfcomn

mcflink

$DCCONFPATH/_mu……

データコミュニケーション定義

プロトコル固有定義1

プロトコル固有定義2

  :

  :

  :

mcf××××※1

mcf××××※1

  :

  :

  :

一つ選択※2

アプリケーション起動定義

mcfpsvr

MCFアプリケーション定義

mcfapli

$DCCONFPATH/任意

注※1

プロトコル種別に対応したユティリティ起動コマンドがあります。コマンド名については,マニュアル「OpenTP1 プロトコル」の該当するプロトコル編を参照してください。

注※2

MCF通信サービスの通信方式によって,使用するユティリティ起動コマンドが決まります。

各定義では,次のようにオブジェクトファイルを生成します。

なお,対応する定義ソースが不明となったMCF定義オブジェクトファイルの内容を知りたい場合は,「4.3.3 mcf××××(MCF定義オブジェクト解析コマンド)」を参照してください。

〈この節の構成〉