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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


5.1.8 OpenTP1の機能とXATMIインタフェースの関係

〈この項の構成〉

(1) UAPトレース

XATMIインタフェースの通信を使った場合にも,UAPトレースは取得します。UAPトレースについては,マニュアル「OpenTP1 テスタ・UAPトレース 使用の手引」を参照してください。

(2) 統計情報

システム稼働統計情報の取得は,RPCの情報に追加されます。ただし,該当バージョンのOpenTP1では,一部の障害情報は取得されません(XATMI独自の障害や,ユーザサーバの実行時間など)。特に,会話型サービスの形態はXATMIインタフェースの通信独自の通信方法なので,tpsend()とtprecv()などの障害の統計情報は取得できません。

(3) RPCトレース

RPCトレースも取得できます。ただし,該当バージョンのOpenTP1では,一部の障害情報は取得されません(XATMIインタフェース独自の障害など)。特に,会話型サービスの形態はXATMIインタフェースの通信独自の方法なので,tpsend()とtprecv()などについてのRPCトレースは取得できません。

(4) オンラインテスタ

XATMIインタフェースを使ったUAPをテストする場合,使えないオンラインテスタの機能があります。オンラインテスタの機能とXATMIインタフェースの関係を次の表に示します。

表5‒5 オンラインテスタの機能とXATMIインタフェースの関係

オンラインテスタの機能

XATMIインタフェースで使う通信プロトコル

TCP/IP

OSI TP

クライアントUAPシミュレート機能

×

サーバUAPシミュレート機能

×

MCFシミュレート機能

資源更新処理無効化機能

運用コマンドシミュレート機能

テスタファイル作成・編集機能

×

UAPトレース情報取得機能

UAPトレース情報マージ・編集機能

送信メッセージ編集機能

デバッガ連動機能

×

(凡例)

○:該当する通信プロトコルで使えます。

×:該当する通信プロトコルでは使えません。

−:XATMIインタフェースの通信とは関係しません。