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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


4.2.2 TAMテーブルへアクセスするときの条件

TAMテーブルへのアクセスは,アクセスするトランザクションブランチが存在するノード(マシン)にあるTAMファイルのテーブルにだけできます。ノードごとのTAMテーブルに対する処理は独立しているので,TAMテーブル名はノードごとで管理しています。グローバルトランザクション内でTAMテーブルにアクセスするときは,ノード内でのテーブル名でアクセスしてください。

〈この項の構成〉

(1) UAPからTAMテーブルへのアクセスとトランザクションの関数

TAMテーブルのオープンとクローズは,トランザクション開始前でも開始後でもできます。ただし,TAMテーブルのオープンとクローズ以外の関数(テーブルの参照や更新)は,必ずトランザクションを開始したあとで使ってください。

トランザクションを開始する前にTAMテーブルをオープンした場合は,オープン以降に開始したすべてのトランザクションを終了させてから,TAMテーブルをクローズしてください。

(2) TAMテーブルへのアクセスとRPCの形態

TAMテーブルへのアクセスでは,グローバルトランザクションのRPCの形態がすべて同期応答型RPCでなければなりません。非同期応答型RPC,非応答型RPCからTAMテーブルへアクセスした場合の動作は保証しません。