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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


3.4.2 論理端末の閉塞と閉塞解除

論理端末の閉塞状態とは,UAPが送信要求したメッセージを,相手システムに送信できない状態です。この状態でUAPが送信要求した場合,送信要求は正常に受け付けられますが,送信メッセージは出力キューに滞留します。また,この状態のとき,相手システムからの受信メッセージのスケジュールは,正常に行われます。

論理端末を閉塞するには,dc_mcf_tdctle関数【CBLDCMCF('TDCTLE ')】を使用します。閉塞中の一方送信メッセージの送信要求は,出力キューに滞留します。なお,論理端末は障害によって閉塞することもあります。

一方,論理端末の閉塞解除状態とは,論理端末が持つ機能を使用できる状態です。

論理端末の閉塞を解除するには,dc_mcf_tactle関数【CBLDCMCF('TACTLE ')】を使用します。閉塞が解除されると,出力キューに残っているメッセージが送信されます。なお,コネクションが未確立の場合は,論理端末の閉塞解除はできません。