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OpenTP1 Version 7 分散トランザクション処理機能 OpenTP1 プログラム作成の手引


2.1.8 サービス要求の応答待ち時間の参照と更新

UAPの処理の中で,サービス要求の応答待ち時間を一時的に変更できます。現在の応答待ち時間の設定を参照するときはdc_rpc_get_watch_time関数【CBLDCRPC('GETWATCH')】を,変更するときはdc_rpc_set_watch_time関数【CBLDCRPC('SETWATCH')】を使います。dc_rpc_set_watch_time関数で変更した値は,該当のUAPでdc_rpc_close関数を呼び出すまで有効です。

dc_rpc_get_watch_time関数は,dc_rpc_set_watch_time関数で変更したサービス応答待ち時間をリターンします。応答待ち時間を変更していない場合は,次に示す値がリターンされます。

この関数で得られる値は,OpenTP1のdc_rpc_call関数の応答待ち時間として有効です。

サービス要求の応答待ち時間を,dc_rpc_set_watch_time関数を呼び出す前の値に戻すときは,事前に呼び出しているdc_rpc_get_watch_time関数で返された元の値を,この関数で再設定してください。

dc_rpc_set_watch_time関数は,関数を呼び出したUAPのサービス要求に影響するだけで,システム共通定義のwatch_timeオペランドに指定した値は変更しません。この関数で設定する値は,あとから呼び出すdc_rpc_call関数にだけ影響します。