1.3.2 X/OpenのDTPモデルとOpenTP1システムの関係
OpenTP1を使った分散トランザクション処理システムは,X/OpenのDTPモデルに準拠しています。X/OpenのDTPモデルの構成を次の図に示します。
(1) DTPモデルの構成
DTPモデルは,次に示す要素から構成されます。
(2) 各要素間のインタフェース
DTPモデルを構成する各要素は,次に示すインタフェースで連携できます。
(3) OpenTP1が提供するリソースマネジャ
OpenTP1で使えるRMを次に示します。
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ファイルなど,ユーザ資源を管理するRM
TP1/FS/Direct Access,TP1/FS/Table Access,ISAM(ISAM/B),およびX/Openの仕様に準拠したRM
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メッセージを使った通信を管理するRM
TP1/Message Control,TP1/NET/Library,TP1/Message Queue,TP1/Messaging
OpenTP1でOSI TP通信をする場合は,XA+インタフェースによって,他システムへトランザクション処理を拡張できます。
X/OpenのDTPモデルとOpenTP1で構築するシステムの関係を次の図に示します。