COBOL2002 使用の手引 操作編
一つにまとまった処理をするためのTDコマンドの集まりをTDコマンド群として指定できます。TDコマンド群は,次のTDコマンドで指定できます。
SET BREAK STATEMENT(100) DO DISPLAY DATA(品名) SET BREAK STATEMENT(500) DO *> ネスト DISPLAY DATA(番号) ENDDO ENDDO
データ監視条件の設定,または中断点の設定による中断が一つの文で同時に成立したときは,次の順番でTDコマンド群が実行されます。
さらに,データ監視条件の設定によって,一つの文で複数のデータ監視条件が同時に成立したときは,監視識別子の昇順にTDコマンド群が実行されます。
SET BREAK STATEMENT(5000) *> 中断点の設定
DO
DISPLAY COMMENT("TEST#1 OK!")
ENDDO
SET WATCH(WORK) CONDITION(WORK NOT = 0) *> データ監視の設定(1)
DO
DISPLAY DATA(WORK)
ENDDO
SET WATCH(DATAA) CONDITION(DATAA NOT = 0) *> データ監視の設定(2)
DO
DISPLAY DATA(DATAA)
ENDDO
次のプログラムを続行するTDコマンドをTDコマンド群に指定すると,プログラムの実行が再開されてしまうために,それ以降のTDコマンドは実行されません。TDコマンド群が複数ある場合,最初に実行されるTDコマンド群にプログラムを続行するTDコマンドが指定されていたときは,それ以降のTDコマンド群は実行されません。
TDコマンド群が実行されなかったとき,カウンタ変数は加算されません。中断点を設定したときのスキップ回数のカウントは加算されます。
SET WATCH(WATCH50) CONDITION(A = 50) DO GO ENDDO SET BREAK STATEMENT(6000) COUNTER(C) DO DISPLAY DATA(B) ENDDO
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