COBOL2002 使用の手引 手引編
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[用語]](FIGURE/GLOSS.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
実行時の制限事項について,次に示します。
- AIX(32),AIX(64),Linux(x86),Linux(x64)の場合,使用できる文字コードはUCS-4の範囲(UCS-2の範囲を含む)です。HP-UX(IPF)の場合,使用できる文字コードはUCS-2の範囲です。範囲外のUnicode文字を使用した場合,動作は保証しません。
- HP-UX(IPF),AIX(32),AIX(64)の場合,日本語,半角かたかななど,Unicodeで多バイト文字となる文字を,次のサービスルーチンに指定した場合,動作は保証しません。
- JCPOPUPサービスルーチン
- CBLHTMLBEGINサービスルーチン
- CBLDISPLAYTEXTサービスルーチン
- CBLCONVERTTEXTサービスルーチン
- CBLADDPAIRサービスルーチン
- CBLSENDERRORサービスルーチン
- CBLMESSAGEサービスルーチン
- CBLPUTサービスルーチン
- CBLSETTITLEサービスルーチン
- CBLINPUTDLGサービスルーチン
- 次に示す例外に関する組み込み関数の関数値の文字コードはシフトJISです。関数値をUnicodeのデータで使用する場合,コード変換ライブラリを使用して,文字コードを統一してください。
- EXCEPTION-FILE
- EXCEPTION-LOCATION
- EXCEPTION-STATEMENT
- EXCEPTION-STATUS
- 用途がNATIONALの項目を従属として含む集団項目と,用途がDISPLAYの項目間の転記処理した場合,転記結果は保証しません。
- 転記や文字列操作機能(部分参照やSTRING文などの文字列操作文)では,用途がDISPLAYの項目に格納された文字は,1文字1バイトとして処理し,用途がNATIONALの項目に格納された文字は,1文字2バイトとして処理します。文字列操作文が,用途がDISPLAYの項目に対して作用する場合,定数または一意名の値に多バイト文字を含まないでください。
- 日本語,半角かたかななど,Unicodeの多バイト文字を含むソースファイル名,およびパス名は使用できません。
- シフトJISなどUnicode以外のデータを入力し,Unicodeに変換しないで処理を続行した場合,動作は保証しません。
- Linux(x86),Linux(x64)の場合,実行時環境変数CBLD_ファイル名のファイル名(SELECT句に指定したファイル名1)に,Unicodeで多バイトとなる文字は指定できません。指定した場合,この環境変数は無視されます。
- Linux(x86),Linux(x64)の場合,次に示す項目にUnicodeで多バイトとなる文字は使用できません。使用した場合の動作は保証しません。
- EXTERNAL句を指定したデータ名およびファイル名
- 外部で設定された環境変数の設定値
- コマンドラインの引数
- Linux(x86),Linux(x64)の場合,ACCEPT文で外部から入力したデータを用途がNATIONALの項目に格納できません。格納する場合の動作は保証しません。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2014, 2017, Hitachi, Ltd.