COBOL2002 使用の手引 手引編

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23.2 ODBCインタフェース機能の概要

ODBCインタフェース機能は,COBOLプログラムからデータベースアクセス用標準言語の構造化照会言語(SQL)を使って,データベース管理システムDBMS)上のデータにアクセスする機能です。

COBOLプログラムに記述されたSQL文は,ODBC APIを使ってODBCドライバマネージャに渡され,さらに適切なODBCドライバへ渡されます。ODBCドライバは,渡されたSQL文を使ってデータベースにアクセスします。SQL埋め込みCOBOLアプリケーションがデータベースにアクセスする流れを,次に示します。

図23-3 ODBCインタフェース機能の概要

[図データ]

Linux上で動作するODBCドライバマネージャ(unixODBC)を別途インストールしてください。インストール方法およびデータソースの登録方法の詳細は,使用するデータベースのマニュアルなどを参照してください。
<この節の構成>
23.2.1 ODBCインタフェース機能が動作する環境
23.2.2 コンパイル
23.2.3 SQL文のエラー処理
23.2.4 埋め込み変数
23.2.5 トランザクション
23.2.6 コネクション
23.2.7 タイムアウト秒数の設定
23.2.8 カーソルオプションの設定
23.2.9 データベース固有の注意事項
23.2.10 動的SQLのODBC API関数発行の変更