COBOL2002 使用の手引 手引編

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13.7.1 ラージファイル入出力機能の指定方法

COBOL入出力サービスルーチンでのラージファイル入出力機能は,ファイル編成が順編成ファイルのときに有効になります。

COBOL入出力サービスルーチンにラージファイル入出力機能を適用するには,次の方法があります。

<この項の構成>
(1) ファイル単位に指定する方法
(2) 実行単位中のすべてのファイルに指定する方法
(3) 環境変数CBLLARGEFILEとラージファイル対応オプションの組み合わせ

(1) ファイル単位に指定する方法

ファイルごとにラージファイル入出力機能を適用するには,管理情報インタフェース領域のラージファイル対応オプションにCBLCOM_LARGEFILEを指定します。

環境変数CBLLARGEFILEにYESを指定したとき,ラージファイル入出力機能を適用しないファイルに対しては,CBLCOM_NOLARGEFILEを指定してください。

(2) 実行単位中のすべてのファイルに指定する方法

実行単位中のすべてのファイルにラージファイル入出力機能を適用するには,次の方法があります。

(3) 環境変数CBLLARGEFILEとラージファイル対応オプションの組み合わせ

環境変数CBLLARGEFILEと管理情報インタフェース領域のラージファイル対応オプションの組み合わせを次の表に示します。

表13-8 環境変数CBLLARGEFILEとラージファイル対応オプションの組み合わせ

ラージファイル対応オプション 環境変数CBLLARGEFILE
YES 指定なし
CBLCOM_ENVLARGEFILE ×
CBLCOM_NOLARGEFILE × ×
CBLCOM_LARGEFILE

(凡例)
○:ラージファイル入出力機能を使用する。
×:ラージファイル入出力機能を使用しない。