付録D.3 定義
XNF/ASでは,エンドシステムとして動作するOSI拡張機能を定義するために,次の二つを定義する必要がありました。
-
構成定義文
-
OSI拡張機能のシステムパラメタ
XNF/LSでは,これら二つの定義を構成定義文に統合しました。XNF/ASからXNF/LSへの構成定義文の変更点を表D-1に示します。また,XNF/ASのOSI拡張機能のシステムパラメタとXNF/LSの構成定義文の対応を表D-2に,OSI拡張高信頼化機能を使用する場合の,XNF/ASとXNF/LSの構成定義文の変更点を表D-3に,それぞれ示します。
XNF/ASのOSI拡張機能のシステムパラメタ |
XNF/LSの構成定義文 |
---|---|
最大TPDU長 |
TPTCP_define文のmax_TPDUオペランド |
TS1タイマ値 |
TPTCP_define文のTS1オペランド |
Nagleアルゴリズム無効化 |
TPTCP_define文のtcp_nodelayオペランド |
遅延ACK無効化 |
なし |
受信バッファサイズ |
なし |
送信バッファサイズ |
なし |
キープアライブ機能 |
TPTCP_define文のso_keepaliveオペランド |
キープアライブ再送回数 |
なし |
キープアライブ送信間隔 |
なし |
キープアライブ再送間隔 |
なし |
定義文 |
XNF/ASでのオペランド |
XNF/LSでのオペランド |
変更点 |
---|---|---|---|
configuration |
max_TPTCP_VC |
max_TPTCP_VC |
なし |
max_TPTCP_path |
max_TPTCP_path |
なし |
|
max_TPTCP_vhost |
max_TPTCP_vhost |
なし |
|
TPTCP_common |
patrol_time |
patrol_time |
なし |
receive_buffer_size |
なし |
XNF/LSではサポートしていません。 |
|
send_buffer_size |
なし |
XNF/LSではサポートしていません。 |
|
tcp_nodelay |
tcp_nodelay |
なし |
|
tcp_nodelayack |
なし |
XNF/LSではサポートしていません。 |
|
server_id |
server_id※ |
なし |
|
host_adaptor_listenとhost_adaptor_port または,/etc/servicesに定義 |
host_adaptor_port |
指定を構成定義文に統合しました。 |
|
TPTCP_VC |
name |
name |
なし |
VASS |
VASS |
なし |
|
DTE_address |
DTE_address |
なし |
|
network_id |
network_id |
なし |
|
initial_status |
initial_status |
なし |
|
buffer_pool |
なし |
OSI通信機能で使用するオペランドのため,XNF/LSではサポートしていません。 |