Hitachi

Linux(R),HP-UX 通信管理 XNF/LS 使用の手引


5.2.10 xnftdump(メモリダンプを取得・編集する)

〈この項の構成〉

(1) 形式

/etc/xnftdump {-f ダンプ出力ファイル名称|-e ダンプ入力ファイル名称|-E}
              〔-o 編集出力ファイル名称〕

(2) 機能

XNF/LS稼働中に,XNF/LSのメモリダンプを取得・編集します。メモリダンプの編集は,XNF/LSが停止中でもできます。

ダンプする領域は,XNF/LSの内部テーブルです。

(3) 実行者

スーパユーザ

(4) オプション

(a) -f ダンプ出力ファイル名称

ダンプを取得するときに,ダンプを出力するファイル名称を指定します。

指定したファイルがない場合,ファイルが作成されます。すでにある場合は,上書きされます。

(b) -e ダンプ入力ファイル名称

ダンプファイルからダンプを編集するときに指定します。-fオプション指定で取得したダンプファイル名称を指定します。

(c) -E

XNF/LSの稼働中に,メモリから直接ダンプを編集するときに指定します。

(d) -o 編集出力ファイル名称

ダンプの編集結果を出力するファイル名称を指定します。

指定したファイルがない場合,ファイルが作成されます。すでにある場合は,上書きされます。

このオプションを省略した場合,標準出力に出力されます。このオプションは,-e,または-Eオプションを指定したときに指定できます。

(5) 使用例

(例1)

ダンプファイル(dump01)にダンプを取得します。

/etc/xnftdump -f dump01
(例2)

ダンプファイル(dump01)を編集し,出力ファイル(dumpedit)に出力します。

/etc/xnftdump -e dump01 -o dumpedit
(例3)

メモリの内容を直接編集して,出力ファイル(dumpedit)に出力します。

/etc/xnftdump -E -o dumpedit

(6) 注意事項

xnftdumpコマンドの編集オプション(-e または -E)指定時に,「KANC127-E File (ファイル名称) crashed.」が表示された場合は,/tmpの容量が不足している可能性があります。/tmpの容量が不足している場合は,/tmpの容量を増やしたあと,再度コマンドを実行してください。