Hitachi

Linux(R),HP-UX 通信管理 XNF/LS 使用の手引


3.4 XNF/LSが使用する障害情報ファイル

XNF/LSは,動作中に障害情報などの情報をファイルに出力します。XNF/LSが使用する障害情報ファイルの使用目的と作成時期を表3-3に示します。

表3‒3 XNF/LSが使用する障害情報ファイルの使用目的と作成時期

ファイル名

使用目的

作成時期

/xnfs/ras/log/msglog

メッセージログ

xnfstart時

/xnfs/ras/log/softlog

ソフトウェアエラーログ

xnfstart時

/xnfs/ras/dump/コアファイル

XNF/LSのプロセスの障害情報

XNF/LSのプロセス異常終了時

注※
  • Red Hat Linuxの場合,/etc/sysctl.confのkernel.core_patternパラメタでコアファイル出力先を変更しているときは,/xnfs/ras/dumpディレクトリではなく,kernel.core_patternで指定したディレクトリにコアファイルが出力されます。

  • XNF/LSが起動してからXNF/LSが停止するまでに出力される最大コアファイル数は6個です。それ以外に,xnftraceコマンドで起動したトレースデーモンが異常終了した場合は,異常終了した回数分のコアファイルが出力されます。

XNF/LSは,障害発生時のダンプやログなどの障害情報を/xnfs/ras/ディレクトリ下に格納します。これらの障害情報は次に発生した障害で上書きされてしまうため,別の場所に退避するようにしてください。