3.2.2 日立PPインストーラの起動
CD-ROM媒体とテープ媒体では,日立PPインストーラの起動手順が違います。なお,日立PPインストーラは提供媒体に格納されています。また,実行に当たっては,次の点にご注意ください。
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デバイススペシャルファイル名やCD-ROMのマウントディレクトリは,OS,ハードおよび環境によって異なりますので,マニュアルおよびご使用環境などを確認のうえ実行してください。
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日立PPインストーラ実行時の言語種別と実行するターミナルの言語を一致させておく必要があります。
- 〈この項の構成〉
(1) CD-ROMからの起動
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CD-ROMファイルシステムのマウント
CD-ROM媒体の場合は,初めにCD-ROMファイルシステムをマウントする必要があります。マウントするためには,次に示すコマンドを入力します。
# mount -r -v cdrfs /dev/cd0 /cdrom
- 注
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下線部のデバイススペシャルファイル名およびCD-ROMファイルシステムのマウントディレクトリ名は,環境によって違いますので,ご注意願います。
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CD-ROMセットアッププログラムの起動
CD-ROMセットアッププログラムが日立PPインストーラと常駐プロセス自動起動プログラムをハードディスク上にインストールし,日立PPインストーラを自動的に起動します。
# /cdrom/aix/setup /cdrom
CD-ROMのディレクトリ名やファイル名は,マシン環境によっては記述した内容と表示が異なることがあります。lsコマンドで確認のうえ,表示されたファイル名をそのまま入力してください。
なお,すでにCD-ROMセットアッププログラムを実行し,日立PPインストーラがハードディスク上にある場合は,直接日立PPインストーラ(/etc/hitachi_setup)を起動してください。
# /etc/hitachi_setup -i /cdrom
- 注
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下線部にはご使用になるCD-ROMのマウントディレクトリ名を指定してください。
(2) テープ媒体からの起動
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日立PPインストーラの取り出し
日立PPインストーラおよび常駐プロセス自動起動プログラムの取り出しテープ媒体の場合は,初めに日立PPインストーラを取り出す必要があります。日立PPインストーラを取り出すためにはテープ媒体を媒体装置にセットし,次に示すコマンドを入力します。
# tar xf /dev/rmt0
この結果,次に示す二つのファイルを取り出すことができます。
/etc/hitachi_setup (日立PPインストーラ) /etc/hitachi_start (常駐プロセス自動起動プログラム)
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日立PPインストーラの起動
# /etc/hitachi_setup -i /dev/rmt0
- 注
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下線部にはご使用になるテープのデバイススペシャルファイル名を指定してください。