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AIX 分散トランザクションゲートウェイ DF/GW Version2 運用ガイド


付録C FTP通信管理プログラムエラー時の理由コードの意味と対策

FTP通信管理プログラムエラー時の理由コードの意味と対策を次の表に示します。

表C‒1 FTP通信管理プログラムエラー時の理由コードの意味と対策

処理名称

エラー識別コード

パラメタエラー詳細情報

システムコール時の識別情報

内容

対策

zgn_connect

02

AD01

ホスト名称不正によって,TCPコネクションの確立に失敗しました。

ホスト名称(snd_ftp_host_name)を確認してから,DF/GW Version2を再起動してください。

02

P001

socket関数エラーによって,ソケットの確保に失敗しました。

ソケットを確保できる環境にしてから,DF/GW Version2を再起動してください。

02

P003

connect関数エラーによって,TCPコネクションの確保に失敗しました。

相手局の状態,ホスト名称(snd_ftp_host_name),ポート番号(snd_ftp_port_number)を確認してから,DF/GW Version2を再起動してください。

zgn_send

01

0x02

TCPコネクションが開放されています。

直前に出力されているメッセージを確認してください。

01

0x11

送信メッセージ長が31915バイトを超えています。

送信データを確認・修正してから,再度伝送を行ってください。

01

0x12

送信SH内の識別子に0x00,0x01以外が設定されています。

01

0x13

送信SH内の識別子が0x01で,メッセージ長が8バイト以外になっています。

01

0x14

送信SH内の識別子が0x00で,メッセージ長が13バイト以下になっています。

01

0x15

送信SH内のAFに0x00,0x01以外が設定されています。

01

0x17

送信SHのメッセージ長とTTCのテキスト長の関係に不正があります。

02

SD01

send関数のエラーによって,TCP送信エラーが発生しました。

相手局の状態,自システムの状態,およびネットワークを見直してから,再度伝送を行ってください。

04

タイムアウトが発生しました。

相手局の状態,およびネットワークを見直してから,再度伝送を行ってください。

zgn_recv

01

0x02

TCPコネクションが開放されています。

直前に出力されているメッセージを確認してください。

01

0x11

受信メッセージ長が31915バイトを超えています。

受信データを相手局に確認してから,再度伝送を行ってください。

01

0x12

受信SH内の識別子に0x00,0x01以外が設定されています。

01

0x13

受信SH内の識別子が0x01でメッセージ長が8バイト以外になっています。

01

0x14

受信SH内の識別子が0x00でメッセージ長が13バイト以下になっています。

01

0x15

受信SH内のAFに0x00,0x01以外が設定されています。

01

0x17

受信SHのメッセージ長とTTCのテキスト長の関係に不正があります。

01

0x18

受信したメッセージが受信バッファ長を超えました。

02

RV01

recv関数エラーによって,TCP受信エラーが発生しました。

相手局の状態,およびネットワークを見直してから,再度伝送を行ってください。

03

RV01

相手からのRST受信によって,TCPコネクションが接続されました。

03

相手からTCPコネクションが切断されました。

04

タイムアウトが発生しました。

zgn_respwait

02

P001

socket関数のエラーによって,ソケットの確保に失敗しました。

ソケットを確保できる環境にしてから,DF/GW Version2を再起動してください。

02

P003

fork関数のエラーによって,着信制御プロセスの生成ができませんでした。

プロセスを生成できる環境にしてから,DF/GW Version2を再起動してください。

06

OVER

TCP着信数が超過しました。

同時接続数を見直してから,DF/GW Version2を再起動してください。

zgn_respmng_start

02

P006

socketpair関数のエラーによって,ソケットの確保に失敗しました。

ソケットを確保できる環境にしてから,DF/GW Version2を再起動してください。

02

F001

fork関数のエラーによって,着信制御プロセスが生成できませんでした。

プロセスを生成できる環境にしてから,DF/GW Version2を再起動してください。

03

着信制御プロセスからプロセス間通信が切断されました。

着信制御プロセスの起動状態を確認してから,DF/GW Version2を再起動してください。

04

着信制御プロセスとの通信タイムアウトが発生しました。

05

M001

メモリ不足によって,着信制御プロセスの起動に失敗しました。

メモリを確保できる環境にしてから,DF/GW Version2を再起動してください。

05

P001

socket関数のエラーによって,ソケットの確保に失敗しました。

ソケットを確保できる環境にしてから,DF/GW Version2を再起動してください。

05

P004

当該ポートが使用中のため,名称付けできませんでした。

起動する着信制御プロセスのポート番号(rcv_ftp_port_number)が他ですでに使用されていないかどうかを確認してください。必要であれば,ポート番号を変更してから,DF/GW Version2を再起動してください。

05

P005

listen関数のエラーによって,着信準備に失敗しました。

起動する着信制御プロセスのポート番号(rcv_ftp_port_number)を確認してから,DF/GW Version2を再起動してください。

上記以外のコードが出力された場合は,保守員に連絡してください。