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AIX 分散トランザクションゲートウェイ DF/GW Version2 運用ガイド


付録B MQ通信管理プログラムエラー時の理由コードの意味と対策

MQ通信管理プログラムエラー時の理由コードの意味と対策を次の表に示します。

表B‒1 MQ通信管理プログラムエラー時の理由コードの意味と対策

MQI関数名

理由コード

意味

対策

MQCONN

2058

キューマネジャ名が不正です。または,キューマネジャ名を認識できません。

DF/GW定義ファイルのキューマネジャ名,またはTP1/Message Queueの定義(キューマネジャ定義のキューマネジャ名)を見直してください。

2059

キューマネジャが接続できる状態ではありません。

次のどちらかに該当するか確認してください。該当する場合は,それぞれの要因を取り除いてください。どちらにも該当しない場合は,TP1/Message Queueシステム管理者に連絡してください。

  • 回線障害(ソケット関数異常終了)

  • TP1/Message QueueのMQCゲートウェイサーバの数の不足

2071

記憶容量が不足しています。

TP1/Message Queueの定義(資源や記憶領域などに影響のある定義),またはOSパラメタを見直してください。

2102

システム資源が不足しています。

2162

キューマネジャが終了処理中です。

OpenTP1の再起動後にDF/GW Version2を起動し直してください。

2195

予期しないエラーが発生しました。

次のどちらかに該当するか確認してください。該当する場合は,それぞれの要因を取り除いてください。どちらにも該当しない場合は,TP1/Message Queueシステム管理者に連絡してください。

  • 回線障害(ソケット関数異常終了)

  • TP1/Message QueueのMQCゲートウェイサーバの数の不足

上記以外

DF/GW Version2でMQI関数に予期しない理由コードが発生しました。

次のどれかに該当するか確認してください。該当する場合は,それぞれの要因を取り除いてください。どれにも該当しない場合は,保守員に連絡してください。

  • OSログを確認して,OS障害が発生していないか確認してください。

  • OpenTP1ログを確認して,OpenTP1,またはTP1/Message Queueに障害が発生していないか確認してください。

  • マニュアル「OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス」の理由コードの詳細を参照して,OSパラメタ,定義,またはUAPの設定に誤りがないか確認してください。

MQDISC

2009

MQCゲートウェイサーバとのコネクションが消失しました。

なし。

2071

記憶容量が不足しています。

要因が解消されるのを待って,UAPを再実行してください。またはTP1/Message Queueの定義(資源や記憶領域などに影響のある定義),もしくはOSパラメタを見直してください。

2102

システム資源が不足しています。

2195

予期しないエラーが発生しました。

TP1/Message Queueシステム管理者に連絡してください。

上記以外

DF/GW Version2でMQI関数に予期しない理由コードが発生しました。

次のどれかに該当するか確認してください。該当する場合は,それぞれの要因を取り除いてください。どれにも該当しない場合は,保守員に連絡してください。

  • OSログを確認して,OS障害が発生していないか確認してください。

  • OpenTP1ログを確認して,OpenTP1,またはTP1/Message Queueに障害が発生していないか確認してください。

  • マニュアル「OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス」の理由コードの詳細を参照して,OSパラメタ,定義,またはUAPの設定に誤りがないか確認してください。

MQOPEN

2009

MQCゲートウェイサーバとのコネクションが消失しました。

UAPを再実行してください。

2017

同時に使用できるハンドル数を超えています。

TP1/Message Queue定義(キューマネジャ定義の最大ハンドル数を省略,または2以上に指定)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2057

キュータイプが不正です。

UAP情報(LU名称),メッセージのMQ連絡情報(送信キュー名),DF/GW定義ファイル(キュー名,キューマネジャ名),またはTP1/Message Queueの定義(キューの属性定義,キューマネジャ定義)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2071

記憶容量が不足しています。

要因が解消されるのを待って,UAPを再実行してください。またはTP1/Message Queueの定義(資源や記憶領域などに影響のある定義),もしくはOSパラメタを見直して対策後,UAPを再実行してください。

2082

別名キューのベースキューを認識できません。

TP1/Message Queueの定義(キューの属性定義,またはキューマネジャ定義)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2085

キュー名を認識できません。

UAP情報(LU名称),メッセージのMQ連絡情報(送信キュー名),DF/GW定義ファイル(キュー名,キューマネジャ名),またはTP1/Message Queueの定義(キューの属性定義,キューマネジャ定義)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2086

キューマネジャを認識できません。

2087

リモートキューマネジャを認識できません。

2092

転送キューの使用方法に誤りがあります。

2101

キューが破損しています。

キューマネジャを停止して再開始,またはTP1/Message Queueのキューマネジャデータを回復してから,UAPを再実行してください。

2102

システム資源が不足しています。

要因が解消されるのを待って,UAPを再実行してください。またはTP1/Message Queueの定義(資源や記憶領域などに影響のある定義),もしくはOSパラメタを見直して対策後,UAPを再実行してください。

2184

リモートキュー名が不正です。

UAP情報(LU名称),メッセージのMQ連絡情報(送信キュー名),DF/GW定義ファイル(キュー名,キューマネジャ名),またはTP1/Message Queueの定義(キューの属性定義,キューマネジャ定義)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2195

予期しないエラーが発生しました。

TP1/Message Queueシステム管理者に連絡してください。

2196

転送キューを認識できません。

UAP情報(LU名称),メッセージのMQ連絡情報(送信キュー名),DF/GW定義ファイル(キュー名,キューマネジャ名),またはTP1/Message Queueの定義(キューの属性定義,キューマネジャ定義)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2197

省略時の転送キューを認識できません。

TP1/Message Queueの定義(キューの属性定義,またはキューマネジャ定義)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2199

省略時の転送キューの使用方法に誤りがあります。

上記以外

DF/GWでMQI関数に予期しない理由コードが発生しました。

次のどれかに該当するか確認してください。該当する場合は,それぞれの要因を取り除いてから,UAPを再実行してください。どれにも該当しない場合は,保守員に連絡してください。

  • OSログを確認して,OS障害が発生していないか確認してください。

  • OpenTP1ログを確認して,OpenTP1,またはTP1/Message Queueに障害が発生していないか確認してください。

  • マニュアル「OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス」の理由コードの詳細を参照して,OSパラメタ,定義,またはUAPの設定に誤りがないか確認してください。

MQCLOSE

2009

MQCゲートウェイサーバとのコネクションが消失しました。

UAPを再実行してください。

2071

記憶容量が不足しています。

要因が解消されるのを待って,UAPを再実行してください。またはTP1/Message Queueの定義(資源や記憶領域などに影響のある定義),もしくはOSパラメタを見直して対策後,UAPを再実行してください。

2101

キューが破損しています。

キューマネジャを停止して再開始,またはTP1/Message Queueのキューマネジャデータを回復してください。

2102

システム資源が不足しています。

要因が解消されるのを待って,UAPを再実行してください。またはTP1/Message Queueの定義(資源や記憶領域などに影響のある定義),もしくはOSパラメタを見直して対策後,UAPを再実行してください。

2195

予期しないエラーが発生しました。

TP1/Message Queueシステム管理者に連絡してください。

上記以外

DF/GW Version2でMQI関数に予期しない理由コードが発生しました。

次のどれかに該当するか確認してください。該当する場合は,それぞれの要因を取り除いてください。どれにも該当しない場合は,保守員に連絡してください。

  • OSログを確認して,OS障害が発生していないか確認してください。

  • OpenTP1ログを確認して,OpenTP1,またはTP1/Message Queueに障害が発生していないか確認してください。

  • マニュアル「OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス」の理由コードの詳細を参照して,OSパラメタ,定義,またはUAPの設定に誤りがないか確認してください。

MQPUT

2009

MQCゲートウェイサーバとのコネクションが消失しました。

UAPを再実行してください。

2013

メッセージ保持時間が不正です。

UAPのMQ連絡情報(メッセージの保持時間)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2030

メッセージ長がキューに定義された最大値を超えています。

TP1/Message Queueの定義(キューの属性定義,キューマネジャ定義の最大メッセージ長)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2047

メッセージ永続性が不正です。

UAPのMQ連絡情報(メッセージの持続性)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2048

キューは永続メッセージをサポートしていません。

2049

メッセージ優先度が最大値を超えています

(メッセージは,キューマネジャの最大メッセージ優先度に変更してキューに登録されました。メッセージの優先度が有効に動作していない可能性があります)。

UAPのMQ連絡情報(メッセージの優先度),DF/GW定義ファイル(メッセージの優先度),またはTP1/Message Queueの定義(キューの属性定義やキューマネジャ定義のメッセージの優先度)を見直してください。

2050

メッセージ優先度が不正です。

UAPのMQ連絡情報(メッセージの優先度)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2051

指定されたキューへの登録は禁止されています。

要因が解消されるのを待って,UAPを再実行してください。またはTP1/Message Queueの定義(キューの属性定義の登録許可)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2053

キューが満杯です。

要因が解消されるのを待って,UAPを再実行してください。またはTP1/Message Queueの定義(資源や記憶領域などに影響のある定義)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2056

キューに対応するディスクに空き領域がありません。

2071

記憶容量が不足しています。

2101

キューが破損しています。

キューマネジャを停止して再開始,またはTP1/Message Queueのキューマネジャデータを回復してから,UAPを再実行してください。

2102

システム資源が不足しています。

要因が解消されるのを待って,UAPを再実行してください。またはTP1/Message Queueの定義(資源や記憶領域などに影響のある定義)を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2195

予期しないエラーが発生しました。

TP1/Message Queueシステム管理者に連絡してください。

上記以外

DF/GW Version2でMQI関数に予期しない理由コードが発生しました。

次のどれかに該当するか確認してください。該当する場合は,それぞれの要因を取り除いてから,UAPを再実行してください。どれにも該当しない場合は,保守員に連絡してください。

  • OSログを確認して,OS障害が発生していないか確認してください。

  • OpenTP1ログを確認して,OpenTP1,またはTP1/Message Queueに障害が発生していないか確認してください。

  • マニュアル「OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス」の理由コードの詳細を参照して,OSパラメタ,定義,またはUAPの設定に誤りがないか確認してください。

MQGET

2009

MQCゲートウェイサーバとのコネクションが消失しました。

UAPを再実行してください。

2016

指定されたキューからの取り出しが禁止されています。

要因が解消されるのを待って,UAPを再実行してください。またはTP1/Message Queueの定義を見直して対策後,UAPを再実行してください。

2071

記憶容量が不足しています。

要因が解消されるのを待って,UAPを再実行してください。

またはTP1/Message Queueの定義(資源や記憶領域などに影響のある定義),もしくはOSパラメタを見直して対策後,UAPを再実行してください。

2079

バッファ不足のため,メッセージの後部を切り捨てました(処理は完了しました)。

DF/GW定義ファイルを見直して対策後,UAPを再実行してください。

2080

バッファ不足のため,メッセージの後部を切り捨てました(処理は完了していません)。

2101

キューが破損しています。

キューマネジャを停止して再開始,またはTP1/Message Queueのキューマネジャデータを回復してから,UAPを再実行してください。

2102

システム資源が不足しています。

要因が解消されるのを待って,UAPを再実行してください。

またはTP1/Message Queueの定義(資源や記憶領域などに影響のある定義),もしくはOSパラメタを見直して対策後,UAPを再実行してください。

2162

キューマネジャが終了処理中です。

OpenTP1の再起動後にDF/GW Version2を起動し直して,UAPを再実行してください。

2195

予期しないエラーが発生しました。

TP1/Message Queueシステム管理者に連絡してください。

上記以外

DF/GWでMQI関数に予期しない理由コードが発生しました。

次のどれかに該当するか確認してください。該当する場合は,それぞれの要因を取り除いてから,UAPを再実行してください。どれにも該当しない場合は,保守員に連絡してください。

  • OSログを確認して,OS障害が発生していないか確認してください。

  • OpenTP1ログを確認して,OpenTP1,またはTP1/Message Queueに障害が発生していないか確認してください。

  • マニュアル「OpenTP1 メッセージキューイング機能 TP1/Message Queue プログラム作成リファレンス」の理由コードの詳細を参照して,OSパラメタ,定義,またはUAPの設定に誤りがないか確認してください。