斜体で示している部分は，ユーザが実装のコードを記述する必要がある副プログラムです。太字で示している部分は，引数の型および数を変更できる副プログラムで，ユーザが実装のコードを記述する必要があります。

 
 CALL 'ABC_TSCimpl-NEW' USING
             ...
         RETURNING      SK-PTR.
 CALL 'ABC_TSCimpl-DEL' USING
             BY VALUE      SK-PTR
             ....
 
*ユーザ定義IDLインタフェース依存の副プログラム群
*形式1
 CALL 'xxx' USING
             ...
         (RETURNING      ...).
 
*形式2
 CALL 'xxx' USING
             BY VALUE      SK-PTR
             ...
         (RETURNING      ...).

●CALL 'ABC_TSCimpl-NEW' USING

            ...
         RETURNING   SK-PTR.
 

項目	型・意味
戻り値	SK-PTR USAGE POINTER	ABC_TSCsk-NEWの戻り値

TSCユーザオブジェクトを生成します。引数の型や数を含めて，ユーザがコードを記述する必要があります。この副プログラムはABC_TSCfact-create副プログラムから呼ばれます。名称を変更して複数の副プログラムを作成できます。

この副プログラムの戻り値には，次に示す副プログラムを実行して得られる戻り値を設定する必要があります。

 
CALL 'ABC_TSCsk-NEW'
          RETURNING SK-PTR.

●CALL 'ABC_TSCimpl-DEL' USING

            BY VALUE   SK-PTR
         ...
 

項目	型・(入出力の区別)意味
引数	BY VALUE SK-PTR USAGE POINTER	(入力)ABC_TSCsk-NEWの戻り値
戻り値	ありません。

TSCユーザオブジェクトを削除します。引数の型や数を含めて，ユーザがコードを記述する必要があります。この副プログラムはABC_TSCfact-destroy副プログラムから呼ばれます。

名称を変更して複数の副プログラムを作成できますが，どの副プログラムも，次のように発行する必要があります。

 
CALL 'ABC_TSCsk-DEL' USING
            BY VALUE SK-PTR.

ユーザ定義IDLインタフェースのオペレーションに相当する副プログラムを，ユーザが実装する必要があります。インタフェースには次の二つがあります。使用する形式は，トランザクションフレームジェネレータ実行時にtscidl2cblコマンドの-formatオプションで選択できます。

形式1

 
CALL 'xxx' USING
         ...
      (RETURNING)   ....

ユーザが実装するオペレーションです。この形式では，引数および戻り値はユーザ定義IDLインタフェースのオペレーションと一致します。

形式2

CALL 'xxx' USING
         BY VALUE   OBJECT-PTR
         ...
      (RETURNING)   ....
 

項目	型・(入出力の区別)意味
引数	BY VALUE OBJECT-PTR USAGE POINTER	(入力)対応するTSCObjectのポインタ

ユーザが実装するオペレーションです。この形式では，ユーザ定義IDLインタフェースのオペレーションにある引数の前に，TSCObjectのポインタが渡されます。TSCContextまたはTSCThreadなどの機能を使用する場合，この形式を使用してください。