トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker Object Transaction Monitor ユーザーズガイド

[目次][索引][前へ][次へ]

tscstsstart稼働統計情報の取得の開始

形式

 
tscstsstart [-h] | [-TSCDomain TSCドメイン名称] [-TSCID TSC識別子]
            [-TSCInterval 時間間隔] [-TSCCheckInterval 時間間隔]
 

機能

稼働統計情報ファイルへの情報の取得を開始します。TSCデーモンを開始する前にtscstsstartコマンドを実行するとエラーになります。

稼働統計情報の詳細については,「2.9 稼働統計情報の取得」を参照してください。

オプション

●-h

コマンドの使用方法が表示されます。

●-TSCDomain TSCドメイン名称

〜<1〜31文字の英数字>《TSCDOMAIN》

TSCドメインマネジャが属するTSCドメイン名称を指定します。"TSC"または"tsc"で始まるTSCドメイン名称は指定しないでください。省略した場合は"TSCDOMAIN"が設定されます。

●-TSCID TSC識別子

〜<1〜31文字の英数字,およびピリオド(.)>《IPアドレス》

稼働統計情報ファイルへの情報の取得を開始するTSCノードの識別子を指定します。"TSC"または"tsc"で始まる文字列は指定しないでください。ピリオド(.)は,IPアドレスを指定する場合だけ使用できます。マルチホームドホスト環境で使用する場合は,-TSCIDオプションは省略できません。省略した場合は,IPアドレスでTSC識別子が設定されます。

●-TSCInterval 時間間隔

〜<符号なし整数>((1〜1440))《1》(単位:分)

稼働統計情報ファイルに情報を取得する時間の間隔を分単位で指定します。省略した場合は"1(分)"が設定されます。

-TSCCheckInterval 時間間隔

〜<符号なし整数>((1〜60))《60》(単位:秒)

コネクション情報を取得する時間の間隔を秒単位で指定します。コネクション数が多くなると,コネクション情報の取得に時間が掛かるようになります。そのため,コネクション数が多い場合は指定する値を大きくしてください。省略した場合は"60(秒)"が設定されます。

戻り値

このコマンドは次に示す戻り値をシェルに返してから,処理を終了します。

戻り値 意味
0 正常終了しました。
0以外 コマンド処理中にエラーが発生したために異常終了しました。
出力されたメッセージに従って対策したあと,再度,コマンドを実行してください。

注意事項