トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker Object Transaction Monitor ユーザーズガイド

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4.3.1 TSCORBコネクタの開始と終了

TSCORBコネクタの開始と終了の方法について説明します。

<この項の構成>
(1) TSCORBコネクタの開始
(2) TSCORBコネクタの終了
(3) TSCORBコネクタの異常終了時の再起動

(1) TSCORBコネクタの開始

TSCORBコネクタの開始の流れを次の図に示します。

図4-5 TSCORBコネクタの開始の流れ

[図データ]

  1. tscdmstartコマンドの実行
    TSCドメインマネジャを開始します。
  2. tscstartコマンドの実行
    TSCデーモンを開始します。
  3. サーバアプリケーションの開始
    サーバアプリケーションが開始されていない場合は,リクエストがエラーになるため,サーバアプリケーションの開始後にTSCORBコネクタを開始してください。
  4. tscstartgwコマンドの実行
    TSCORBコネクタを開始します。

各コマンドの詳細については,「5. コマンドリファレンス」を参照してください。

(2) TSCORBコネクタの終了

TSCORBコネクタを終了するときは,tscstopgwコマンドを実行します。tscstopgwコマンドを実行すると,処理中のリクエストの終了を待ってTSCORBコネクタを終了します。なお,tscstopgwコマンドの実行以降にORBクライアントから送信されたリクエストはエラーとなります。

(3) TSCORBコネクタの異常終了時の再起動

TSCORBコネクタの開始後は,TSCデーモンによって管理されますが,TSCORBコネクタが異常終了してもTSCデーモンによる再起動はされません。再起動が必要な場合は,TPBrokerの運用支援機能を使用してプロセス監視をしてください。