トランザクショナル分散オブジェクト基盤 TPBroker Object Transaction Monitor ユーザーズガイド
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TSCノードによるリクエストの転送がネットワークセグメントを越えるためには,TSCドメインマネジャのTSCノード情報がネットワークセグメントを越えることが前提となります。ブロードキャストはネットワークセグメントを越えられませんが,異なるネットワークセグメントのホストにあるTSCドメインマネジャにTSCノード情報を配布することができます。
TSCノード情報の配布に必要な設定を次に示します。
- 相手ホストの名称またはIPアドレスの指定
TSCドメインマネジャの開始時にtscdmstartコマンドの-TSCSendHostオプションで,相手ホストの名称またはIPアドレスを指定します。この指定によって,相手ホストのTSCドメインマネジャは,自TSCドメインで管理するTSCノード情報を自動的に返します。ただし,相手ホストのTSCドメインマネジャはOTM 02-00以降でなければいけません。
- TPBrokerのスマートエージェントの設定
TSCドメインマネジャは,tscdmstartコマンドの-TSCSendHostオプションで指定されたホストにあるTSCドメインマネジャを検索するために,TPBrokerのスマートエージェント(osagent)を使用します。異なるローカルネットワーク上のスマートエージェントを相互に接続するよう設定してください。この設定の詳細については,マニュアル「VisiBroker for C++ プログラマーズガイド」または「VisiBroker for Java プログラマーズガイド」を参照してください。
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