Hitachi Multi Payment Network communications server 概説

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4.3.1 通信サーバのシステム構成とは

MPNは多数の機関が参加するネットワークシステムのため,1機関でもシステムが停止すると,システム全体に大きな影響を及ぼす場合があります。そのため,収納機関で通信サーバを構築する場合は,信頼性を高めるため,HA構成またはクラスタ構成で構築することを推奨しています。ただし,通信サーバのシステムの中では,HA構成とクラスタ構成を併用できません。

また,HA構成,およびクラスタ構成とも,DBと通信サーバを別のマシンに構築すると,DBバッチ処理機能を使用できません。この場合,HiRDBの場合はDB Utility for Biller,ORACLEの場合はSQL*Loaderを導入すると,DBバッチ処理機能を使用できます。DB Utility for Billerについては,「2.5.4(1) DB Utility for Billerの概要」を,SQL*Loaderについては,ORACLEのマニュアルを参照してください。

なお,通信サーバのDBをORACLEで構築する場合,DB Option for Billerが必要です。DB Option for Billerについては,「2.5.4(2) DB Option for Billerの概要」を参照してください。