Hitachi Multi Payment Network communications server 概説

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2.5.3 システムの運用

システムの運用中に,通信サーバfor Billerで使用できる機能について説明します。これらの機能は,必要に応じて使用できます。

<この項の構成>
(1) 収納カウンタ情報の取得
(2) DBバッチ処理

(1) 収納カウンタ情報の取得

MPNセンタ上に保管されている収納カウンタ情報を取得します。収納カウンタ情報には,通信サーバとMPNセンタとの間の収納情報の集計値が含まれています。

収納カウンタ情報の取得には,次の方法があります。

(a) 自動取得

自動取得の場合は,閉局時に,収納カウンタ情報が自動で取得されます。取得した収納カウンタ情報は,DBに保存されます。

収納カウンタ情報の自動取得の流れを次に示します。

図2-18 収納カウンタ情報の自動取得(通信サーバfor Biller)

[図データ]

なお,自動取得する場合は,JAMMOにMPNセンタ管理情報を申請するときに,サーバ情報の「カウンタ通知要否」項目を「要」にする必要があります。

(b) コマンドによる手動取得

手動取得の場合は,収納カウンタ情報取得コマンドを使用します。取得した収納カウンタ情報はDBに保存されます。また,コマンド実行時にオプションを指定して,標準出力に出力することもできます。

収納カウンタ情報の手動取得の流れを次に示します。

図2-19 収納カウンタ情報の手動取得(通信サーバfor Biller)

[図データ]

(2) DBバッチ処理

DBバッチ処理とは,収納情報や消込情報を一括してDBに登録するための機能です。この機能を利用することによって,オフラインの状態で,複数の取引を一括して処理できます。

DBバッチ処理には,次の種類があります。

DBバッチ処理を利用した消込の例を次に示します。

図2-20 DBバッチ処理を利用した消込

[図データ]