日立では，通信サーバとして，次の種類の製品を提供します。これらの製品を使用することで，信頼性が高いMPNサービスを低コストで構築できます。また，金融機関の新しい支払いチャネルに迅速に対応できるため，利用者の利便性を向上できます。

表2-2　日立が提供する通信サーバ／通信サーバのオプション製品

製品名	説明	必要となる機関
		金融機関	収納機関
通信サーバBase	通信サーバfor Bankおよび通信サーバfor Biller使用時に必要な共通基盤機能，およびファイル転送機能を提供します。	○	○
通信サーバfor Bank	金融機関がMPNのサービスを提供するために必要なオンライン機能を提供します。 前提DBは，HiRDBです。	○	×
通信サーバfor Biller	収納機関がMPNのサービスを提供するために必要なオンライン機能を提供します。 前提DBは，HiRDBです。	×	○
DB Utility for Biller	通信サーバfor BillerをHiRDBと別マシンに構築する場合に使用します。	×	△
DB Option for Biller	通信サーバfor BillerのDBをORACLEで構築・運用する場合に使用します。	×	△

（凡例）

○：必要

△：使用環境によっては必要

×：不要

通信サーバBaseは，通信サーバfor Bankおよび通信サーバfor Biller使用時に必要な共通基盤機能を提供します。そのため，金融機関がMPNのサービスを提供する場合は，通信サーバBaseおよび通信サーバfor Bankが必要です。また，収納機関がMPNのサービスを提供する場合は，通信サーバBaseおよび通信サーバfor Billerが必要です。

なお，このマニュアルでは，通信サーバBaseと通信サーバfor Bank，または通信サーバBaseと通信サーバfor Billerを合わせて，通信サーバと呼びます。