Hitachi Multi Payment Network communications server 概説

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1.3.1 収納手続きの流れ

MPNを利用しない場合とMPNを利用した場合の収納手続きの流れ,およびMPNを利用した場合のメリットを次に示します。

<この項の構成>
(1) MPNを利用しない場合の収納手続きの流れ
(2) MPNを利用した場合の収納手続きの流れ
(3) MPNを利用した場合のメリット

(1) MPNを利用しない場合の収納手続きの流れ

MPNを利用しない場合の収納手続きの流れは,次のとおりです。

図1-2 収納手続きの流れ(MPNを利用しない場合)

[図データ]

MPNを利用しない場合は,収納手続きに請求書,収納済み通知書,領収書などの紙が使用されるため,金融機関と収納機関の情報のやり取りに時間が掛かります。また,金融機関および収納機関の事務負担,コスト負担が大きくなります。

(2) MPNを利用した場合の収納手続きの流れ

MPNを利用した場合の収納手続きの流れは,次のとおりです。

図1-3 収納手続きの流れ(MPNを利用した場合)

[図データ]

MPNを利用した場合は,請求書,収納済み通知書,領収書などの情報は,電子データとしてやり取りされます。このため,MPNを利用しない場合に比べて,迅速に収納手続きができます。

(3) MPNを利用した場合のメリット

MPNを利用した収納には,金融機関,収納機関,および利用者に,次のようなメリットがあります。

金融機関のメリット
  • 窓口での事務作業を軽減できる
  • 情報の仕分け,収納済み通知書の送付などの作業を軽減できる

収納機関のメリット
  • 消込作業を自動化できる
  • 収納済み情報を即時に入手できる

利用者のメリット
  • PC,モバイル,電話,ATMなどの支払いチャネルを利用して,自分に合った方法で支払いができる
  • 金融機関の窓口の営業時間以外でも,支払いができる
  • 金融機関の窓口での待ち時間を短縮できる