Groupmax World Wide Web Desktop Version 6 システム管理者ガイド
メールの下書き,格納に関する設定について説明します。この項で説明する項目を表2-14に示します。
表2-14 メールの下書き,格納に関する設定
項番 内容 ファイル名 シンボル名 (1) メールの下書き保存容量の指定 config gml_draft_max_size (2) メールの下書き保存先ディレクトリの指定 config gml_draft_save_dir (3) コンテンツファイル保存形式のデフォルトの指定 config gml_mail_contents_file_type (4) コンテンツを表示するときの作業ディレクトリの指定 config gml_contents_temp_dir
- <この項の構成>
- (1) メールの下書き保存容量の指定
- (2) メールの下書き保存先ディレクトリの指定
- (3) コンテンツファイル保存形式のデフォルトの指定
- (4) コンテンツを表示するときの作業ディレクトリの指定
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_draft_max_size
対応するサービス:メール
メールの下書き保存機能を使用するために,1ユーザ当たりの最大保存可能容量をキロバイト単位(1キロバイト=1,024バイト)で指定します。
指定できる値は,0〜2,147,483,647の範囲です。有効範囲外の数値を指定した場合,又は定義項目を省略した場合は,「0」が仮定されます。
「0」を指定した場合は,下書き保存機能は使用できません。ツリービューの「メール下書き」アイテム,及び「メール作成」画面の「下書き」メニューは表示されません。
なお,設定値を省略した場合,又は誤った指定をした場合はGroupmax WWWのサービス起動後,ユーザがGroupmax WWWを利用しようとしたときに次のエラーメッセージが表示され,Groupmax WWWを利用できません。
「KFCG1302-S:指定したconfigパラメタ("xxxxx")はフォーマットが誤っています。configパラメタを見直してください。」(xxxxx:パラメタ名)
- (例)
- gml_draft_max_size=1000
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_draft_save_dir
対応するサービス:メール
メールの下書きを保存するときの保存先ディレクトリを絶対パスで指定します。
- 指定するディレクトリは既存のディレクトリでなくてもかまいません。
- 指定したディレクトリにほかのファイルを入れないでください。
- 指定するディレクトリには,「#」(シャープ)は指定できません。
- 定義項目を省略した場合,又は設定値を省略した場合は,「/groupmax/gmaxwww/mail/draft」下に下書きを保存します。
- 絶対パスを指定しない場合,又は権限がないディレクトリを指定するなどの誤った指定の場合は,下書き保存実行時に以下のメッセージを出力してエラーとなります。
「KFCG4331-S:メールの保存に失敗しました。」
- (例)
- gml_draft_save_dir=/groupmax/gmaxwww/mail/draft
- 注意事項
- 下書き保存先ディレクトリの変更は,Groupmax WWW サービスを停止してから行ってください。
- 運用開始後に,この項目を新たに指定する場合,又は指定内容を変更する場合は,以前に指定していたディレクトリ下に作成されたディレクトリとファイルすべて(指定を省略していた場合は,/groupmax/gmaxwww/mail/draft下のディレクトリとファイルすべて)を,新たに指定したディレクトリの下に複写する必要があります。
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_mail_contents_file_type
対応するサービス:メール
メールをコンテンツファイルに保存するとき,メールファイル形式(*.mlf)にするか,テキスト形式にするかどうかのデフォルトの値を指定します。[コンテンツファイル保存形式設定]画面の[デフォルト]を選択したときの保存形式です。次の値のどちらかを指定してください。値は大文字で指定してください。
次の場合は「MLF」が仮定されます。
- 定義項目を省略した場合
- 設定値を省略した場合
- 「MLF」,「TEXT」以外を指定した場合
- MLF:
- メールをメールファイル形式(*.mlf)でコンテンツファイルに保存します。メールファイル形式で保存した場合は,コンテンツファイルの表示ができます。
- TEXT:
- メールをテキスト形式(*.txt)でコンテンツファイルに保存します。テキスト形式で保存した場合は,コンテンツファイルの表示はできません。
- (例)
- gml_mail_contents_file_type=MLF
ファイル名:/groupmax/gmaxwww/schema/gmax/etc/config
シンボル名:gml_contents_temp_dir
対応するサービス:メール
コンテンツを表示するときに使用する作業ディレクトリを絶対パスで指定します。
- 指定するディレクトリは既存のディレクトリでなくてもかまいません。
- 指定したディレクトリにほかのファイルを入れないでください。
- 指定するディレクトリには,「#」(シャープ)は指定できません。
- 定義項目を省略した場合,又は設定値を省略した場合は,「/groupmax/gmaxwww/tmp/mail」下を作業ディレクトリとして使用します。
- 絶対パスを指定しない場合,又は権限がないディレクトリを指定するなどの誤った指定の場合は,メールのコンテンツ表示の実行時に,以下のメッセージを出力してエラーとなります。
「KFCG4336-S:コンテンツファイルの読み込みに失敗しました。」
- (例)
- gml_contents_temp_dir=/groupmax/gmaxwww/tmp/mail
- 注意事項
- 作業ディレクトリの変更は,Groupmax WWWサービスを停止してから行ってください。
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