Groupmax Workflow Version 6 システム管理者ガイド

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WFexprlロール定義情報出力コマンド

形 式

WFexprl

-f ロール定義情報出力ファイル名

[-t 出力対象ロール種別コード]

機 能

WFexprlコマンドは,Groupmax Workflowのロール定義情報を,WFdefrlコマンドで使用するロール定義更新情報入力ファイルの形式で出力します。ロール定義情報を更新する場合,あらかじめこのコマンドを実行してファイルを出力しておけば,そのファイルの内容を更新する情報に変更するだけでロール定義更新情報入力ファイルとして使用できます。

また,WFexpusrコマンドのユーザ定義情報出力ファイル及びGroupmax Address Exportユティリティ(gmaxexpコマンド)の出力ファイルとともに,WFexprlコマンドのロール定義情報出力ファイルを保管して,ユーザ定義及びロール定義のバックアップファイルとして利用することもできます。

オプション

-f ロール定義情報出力ファイル名(2〜250バイト)

ここで指定したファイルにロール定義情報を出力します。このオプションを省略することはできません。ファイル名はフルパス名で2〜250バイトの文字列で設定します。

-t 出力対象ロール種別コード

出力対象のロールについて,ここで指定する出力対象ロール種別コードの情報を出力します。このオプションを省略した場合,02-10以降のバージョンのGroupmax Workflow Definerで作成したすべてのロール又はWFdefrlコマンドで作成したすべてのロールの情報を出力します。

出力対象ロール種別コード,対応するロール種別名,及び出力情報種別コードを表4-6に示します。出力情報種別コードと出力値については,この後の「出力形式」を参照してください。

表4-6 出力対象ロール種別コード

出力対象ロール
種別コード
出力対象ロール
種別名
出力情報種別コード(出力される情報)
BP 業務ロール BPROLE(業務ロール)
DEFUSR(ロール定義者)
DISTUSR(ロール配布管理者)
DISTSVR(ロール配布先サーバ名)
UMEMBER(業務ロール参加ユーザ)
AUTOKEY(自動配布キー)
UKEYVAL(ユーザ自動配布キー値)
SETSVR(ロール登録サーバ名)
ORG 組織ロール又は最上位組織ロール ORGROLE(組織ロール)
CMPROLE(最上位組織ロール)
DEFUSR(ロール定義者)
DISTUSR(ロール配布管理者)
DISTSVR(ロール配布先サーバ名)
SETSVR(ロール登録サーバ名)
LAY 階層化ロール LAYROLE(階層化ロール)
DEFUSR(ロール定義者)
DISTUSR(ロール配布管理者)
DISTSVR(ロール配布先サーバ名)
RMEMBER(階層化ロール参加ロール)
AUTOKEY(自動配布キー)
RKEYVAL(ロール自動配布キー値)
SETSVR(ロール登録サーバ名)

実行結果

0:正常終了

255:異常終了

出力形式

ロール定義情報の出力形式を,表4-7に示します。実際のファイルはWFdefrlコマンドの更新情報入力ファイルの形式で出力され,項目と項目は「, (半角コンマ)」で区切られています。

処理コードの「#(半角シャープ)」を,必要に応じて「N」,「R」,「A」又は「D」に変更することで,WFdefrlコマンドの入力ファイルとなります。

表4-7 ロール定義情報の出力形式

処理
コード
ロール名 出力情報
種別コード
出力値1 出力値2 出力値3
"#" ロール名 BPROLE
ORGROLE 組織ID
CMPROLE 最上位組織ID
LAYROLE
DEFUSR ロール定義者ユーザID
DISTUSR 配布管理者ユーザID
DISTSVR ロール配布先サーバ名
UMEMBER ユーザID
RMEMBER 業務ロール名
組織ロール名
AUTOKEY 自動配布キー名
UKEYVAL 自動配布キー名 自動配布キー値 ユーザID
RKEYVAL 自動配布キー名 自動配布キー値 業務ロール名
組織ロール名
SETSVR ロール登録サーバ名

(凡例)
−:値は設定されません。

注※
02-10以降のバージョンのGroupmax Workflow Definer又はWFdefrlコマンドで登録したロールが出力対象となります。

注意事項

コマンド実行時の注意事項を次に示します。