Groupmax Mail - SMTP Version 6 運用ガイド
X.400のインタフェース,Mail - SMTP,Sendmailの各環境は,それぞれ別々に設定する必要があります。ここでは,各環境の概要について説明します。
- <この項の構成>
- (1) データベース環境
- (2) X.400のインタフェース環境
- (3) Mail - SMTPの環境
- (4) Sendmailの環境
(1) データベース環境
データベース環境は,Mail - SMTPのインストール後に,gw_setupコマンドを実行して設定します。gw_setupコマンドは,Mail - SMTPがGroupmax Mail Serverのデータベース資源を使用できるようにするために,動作環境変数に「XODDIR」を追加するプログラムです。
Mail - SMTPのインストール後に,次に示すコマンドを実行してください。
# cd smtpbin # gw_setup
(2) X.400のインタフェース環境
X.400のインタフェース環境を設定するには,サーバにMail - SMTPゲートウェイを登録する必要があります。ゲートウェイ名は,smtpgwです。登録方法については,マニュアル「Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編」を参照してください。
- 注意
- Groupmax Mail ServerにSMTPゲートウェイを登録する際には,SMTPゲートウェイのC,A,PとサーバのC,A,Pは異なる値を指定してください。
(3) Mail - SMTPの環境
Mail - SMTPの環境を設定するには,次の情報に必要な値を設定します。
なお,Mail - SMTPの環境を設定する場合には,必ず先にX.400のインタフェース環境を設定してください。
- Mail - SMTPの環境変数
- ドメインアドレス
- コンフィグレーションファイル(smtpgw.cfg)
- ドメインファイル(domain.dat)
- アドレスマッピングテーブル
これらの情報は,それぞれ次のファイルに格納します。
- テーブルマッピングファイル
(rfc1327-mapping1,rfc1327-mapping2)
- DBマッピングファイル
(index.db,data.db)
- Content-Typeマッピングファイル(send-cont.csv)
環境設定に必要な各情報をファイルに格納するには,smtpmngコマンドおよびdbmapコマンドを使用します。環境設定の方法については「2. Mail - SMTPの環境設定」を参照してください。また各情報を格納したファイルについては「4. Mail - SMTPのアドレスマッピングルール」を参照してください。
(4) Sendmailの環境
Sendmailの環境設定については,「付録H Sendmailの設定手順」を参照してください。
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