Groupmax Document Manager Version 6 システム管理者ガイド
- <この項の構成>
- (1) Document Managerの環境設定
- (2) Server - Scanの環境設定
- (3) オブジェクトサーバの環境設定
(1) Document Managerの環境設定
Document Managerに対するウィルススキャンの出力ファイルをデフォルトパス(/tmp下)以外に出力したい場合,Server - Scanを起動(GSS_STARTコマンドを実行)する前に次の環境変数を設定してください。ただし,環境変数の内容不正及び環境変数の取得に失敗した場合は,デフォルトパスに出力されます。
環境変数名 設定内容 ISVIRSCN Document Managerに対するウィルススキャンの実行結果リストの出力先ディレクトリのフルパス
(2) Server - Scanの環境設定
ウィルスに感染したファイルを削除するのか又は隔離するのかを,Server-Scanの環境設定で指定します。Document Managerは,Server-Scanでの指定に従って,ウィルスに感染したファイルを処理します。必要なファイルが削除されてしまうことを防ぐために,Server-Scanで「駆除」を指定することをお勧めします。Server-Scanでの環境設定については,マニュアル「Groupmax Server - Scan Version 6」を参照してください。
Server-Scanでの指定とDocument Managerの処理との関係を表M-1に示します
表M-1 Server-Scanでの指定とDocument Managerの処理との関係
Server-Scanの環境設定(メール,掲示板記事,登録文書の処置)の指定 ウィルス駆除の可否 Document Managerの処理 駆除 ○ 感染ファイルとウィルスを駆除したファイルを差し替える。 × 感染ファイルを削除する。 破棄 − 感染ファイルを削除する。
- (凡例)
- ○:可能
- ×:不可能
- −:該当しない
(3) オブジェクトサーバの環境設定
Document Managerに対するウィルススキャンを実行する前に,オブジェクトサーバのシステム共通定義ファイル(xodrc)のlck_limit値を32767にしてください。また,lck_limit値の増加分をstatic_shmpool_sizeに反映してください。
オブジェクトサーバの環境設定の詳細については,マニュアル「Groupmax Object Server Version 6 システム管理者ガイド」を参照してください。
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