Groupmax Document Manager Version 6 システム管理者ガイド
- <この節の構成>
- (1) ローカルグループ情報ファイルとは
- (2) ローカルグループ情報ファイルの定義項目
- (3) ローカルグループ情報のキャッシュ化
Document Managerでは,Groupmax全体でのユーザの一元管理で使用されているグループ(組織グループ)のほかに,サーバ内だけで有効なグループも設定できます。このグループをローカルグループといいます。ローカルグループは,ローカルグループ情報ファイルに設定します。
ローカルグループを設定しておけば,Groupmaxのグループだけでは実現できないような,きめ細かいグループ管理ができます。
ローカルグループを設定しておけば,Groupmaxのグループ(組織)だけでは実現できないような,きめ細かいグループ管理ができます。
(2) ローカルグループ情報ファイルの定義項目
(a) 格納先
/usr/infoshare/etc/localgrp
(b) ローカルグループ情報ファイルの形式
グループID:G-ID:所属情報
(c) 項目の説明
- グループID
- 「@」で始まるグループIDを8バイト以内で指定します。ただし,「@」だけを指定することはできません。使用できる文字は,半角の<英数字>です。
- G-ID
- G-IDを60000〜65534の範囲で指定します。
- 所属情報
- グループに所属するユーザ名またはグループIDを,それぞれ次のように指定します。
- ユーザ名
ログインユーザ名の先頭に「U」を付加して,9バイト以内で指定します。
- グループID
グループIDの先頭に「G」を付加して,9バイト以内で指定します。
- 所属情報の各項目は,「,」で区切って指定します。
(d) 規則
- 複数のグループ情報を記述する場合は,1行に1グループずつ記述します。1行に記述できるバイト数は,最大1,024バイトです。
- 各グループ情報は,グループIDがアルファベット順(<数字>,<英大文字>,<英小文字>の順)になるように記述してください。
- 行の区切りは,改行文字です。
- 各項目の文字列として,「,」または「:」は使用できません。
- あるグループの所属情報にほかのグループを指定してグループ間に階層を持たせる場合,99階層まで設定できます。ただし,グループ間の階層が深くなると,処理が遅くなる場合があるので注意してください。
- グループの階層がループする(グループ同士が互いに含まれる)ような設定はできません。
- 所属情報にはGroupmaxのグループ(組織)を指定できません。
(e) 記述例
@Group1:60001:Usuzuki,G@Group2,G@Group3 @Group2:60002:Uhayashi,Usato @Group3:60003:Uyamada,Uikeda,Ukimura(f) 注意事項
ローカルグループ情報ファイルの内容を変更した場合,すぐにはその内容は有効になりません。変更した内容は,次回Document Managerデータベースを起動したときに有効になります。
(3) ローカルグループ情報のキャッシュ化
ローカルグループ情報キャッシュユティリティを使用すると,ローカルグループ情報ファイルの内容のチェックと,キャッシュ情報の作成または更新ができます。ローカルグループ情報ファイルのキャッシュ情報を作成することによって,ローカルグループの一覧表示,参照および検索処理を速くすることができます。
ローカルグループ情報キャッシュユティリティの使用方法については「8.35 ローカルグループ情報のキャッシュ化(ISlgrpcc)」を参照してください。
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