Groupmax Document Manager Version 6 システム管理者ガイド
形式
〔-t|{{-g 文書配布対象グループ名称|-G 文書配布対象グループID}
{-u | -r | -c}〔 {-d文書データベースID | -i分類ID | -fフォルダID } 〕}〕
〔 -o 出力ファイル名称 〕
機能
- 作成されている文書配布対象グループの一覧を表示します。
- 指定した文書配布対象グループに定義されている文書の更新情報を表示します。文書配布対象グループ内で更新されている文書や,追加された文書が分かります。
- 指定した文書配布対象グループに定義されている文書の一覧を表示します。
オプション
-t
文書配布対象グループの名称とオブジェクトID及び,文書数,配布先数をコンソールに出力します。
-g 文書配布対象グループ名称
情報を表示する文書配布対象グループの名称を指定します。
同一の文書配布対象グループが複数存在する場合は,最初に作成した文書配布対象グループを処理の対象とします。
-G 文書配布対象グループID
情報を表示する文書配布対象グループのオブジェクトIDを指定します。
-u
指定された文書配布対象グループの更新文書情報(追加文書数,更新文書数,削除(無効)文書数,全登録文書数,配布先サーバ一覧)をコンソールに出力します。
-r
指定された文書配布対象グループに登録された文書に変更があるかどうかをコマンドリターン値で返します。
- 50
- 変更文書なし
- 51
- 変更文書あり
-c
指定された文書配布対象グループに登録された文書の一覧(文書名,文書ID,更新状態,配布回数,配布日時)をフォルダ単位にコンソールに出力します。
-d 文書データベースID
新しく追加する文書を検索する文書データベースの,文書データベースIDを指定します。指定した文書データベースより下位の文書データベースも検索対象となります。
-i 分類ID
新しく追加する文書を検索する分類索引の,分類IDを指定します。指定した分類索引より下位の分類索引も検索対象となります。
-f フォルダID
新しく追加された文書を検索するフォルダのフォルダIDを指定します。指定したフォルダより下位のフォルダも検索対象となります。
-o 出力ファイル名称
指定された情報をファイル出力する場合に出力するファイルを,フルパスで指定します。既に存在する場合は,ファイルを.bakファイルに変更後,ファイルを作成します。
また,-rオプション指定時は,指定できません。
出力形式
文書配布対象グループに関する情報を表示する場合,-oオプションを指定しないと,情報はコンソールに出力されます。-oオプションを指定すると引数に指定したファイルに情報を出力します。ここでは,表示する情報の形式について,コンソールに出力される場合とファイルに出力される場合に分けて説明します。
- 文書配布対象グループを一覧表示する場合の出力形式
- 文書配布対象グループを一覧表示する場合の出力形式について説明します。
- コンソールに出力する場合
- 一つの文書配布対象グループに対して,表8-4に示す情報を一行で表示します。
表8-4 文書配布対象グループを一覧表示する場合の表示項目(コンソールへの出力)
カラム番号 表示項目 説明 1〜40 文書配布対象グループ名称 文書配布対象グループ名の先頭40バイトが出力(左詰め)されます。 41 空白(スペース) − 42〜57 文書配布対象グループのオブジェクトID 文書配布対象グループIDが16バイトで出力されます。 58 空白(スペース) − 59〜69 登録文書数 文書配布対象グループに定義されている文書数が最大10バイトで出力(右詰め)されます。 70 空白(スペース) − 71〜77 登録サーバ数 配布先サーバとして登録されているサーバ数が最大3バイトで出力(右詰め)されます。 - 表示例を図8-3に示します。
図8-3 文書配布対象グループの一覧表示例
- ファイルに出力する場合
- 一つの文書配布対象グループに対して,表8-5に示す情報を指定したファイルに出力します。
表8-5 文書配布対象グループを一覧表示する場合の表示項目(ファイルへの出力)
表示項目 説明 文書配布対象グループ名称 文書配布対象グループ名が最大63バイトで出力されます。 タブ − 文書配布対象グループのオブジェクトID 文書配布対象グループIDが16バイトで出力されます。 タブ − 登録文書数 文書配布対象グループに定義されている文書数が最大10バイトで出力されます。 タブ − 登録サーバ数 配布先サーバとして登録されているサーバ数が最大3バイトで出力されます。
- 文書配布対象グループの文書更新情報を表示する場合の出力形式
- 文書配布対象グループの文書更新情報を表示する場合の出力形式について説明します。
- コンソールに出力する場合
- 一つの文書配布対象グループに対して,n行を表示します。表示形式を表8-6に示します。
表8-6 文書配布対象グループの文書更新情報を表示する場合の表示項目(コンソールへの出力)
カラム番号 表示項目 説明 1〜24 情報名 各情報名が最大21バイトで出力(左詰め)されます。出力される情報名を次に示します。
- Group Name:文書配布対象グループ名
- Group ID:文書配布対象グループID
- Server Count:配布先サーバ数
- Server Name:配布先サーバ名
- All Document Count:全登録文書数
- Add Document Count:追加文書数
- Update Document Count:更新文書数
- Delete Document Count:削除文書数(無効文書数)
25 空白(スペース) − 26 = − 27 空白(スペース) − 28〜68 情報数又は
情報文字列文書配布対象グループ名などの各情報名に対する具体的な情報が最大40バイト(左詰め)で出力されます。 - 表示例を図8-4に示します。
図8-4 文書配布対象グループの文書更新情報の表示例
- ファイルに出力する場合
- 一つの文書配布対象グループに対して,表8-7に示す情報を指定したファイルに出力します。
表8-7 文書配布対象グループの文書更新情報を表示する場合の表示項目(ファイルへの出力)
表示項目 説明 情報名 各情報名が最大21バイトで出力されます。出力される情報名を次に示します。
- Group Name:文書配布対象グループ名
- Group ID:文書配布対象グループID
- Server Count:配布先サーバ数
- Server Name:配布先サーバ名
- All Document Count:全登録文書数
- Add Document Count:追加文書数
- Update Document Count:更新文書数
- Delete Document Count:削除文書数(無効文書数)
タブ − 情報数又は
情報文字列文書配布対象グループ名などの各情報名に対する具体的な情報が出力されます。
- 文書配布対象グループの文書一覧を表示する場合の出力形式
- 指定された文書配布対象グループに登録された文書の一覧を,フォルダごとに出力します。フォルダ及び文書は,オブジェクトID順に出力されます。また,削除文書については削除文書一覧としてフォルダとは別に出力されます。
- コンソールに出力する場合
- 指定した文書配布対象グループに定義されている文書の一覧を出力する場合は,フォルダ単位のヘッダ情報に続いて,文書の一覧情報を出力します。なお,削除文書の一覧を出力する場合は,ヘッダ情報が異なります。ヘッダ情報の出力形式を表8-8,文書一覧の出力形式を表8-9に示します。
表8-8 フォルダ単位に出力されるヘッダ情報の出力形式(コンソールへの出力)
カラム番号 表示項目 説明 1〜20 フォルダ識別子 ヘッダ情報が20バイトで出力されます。出力されるヘッダ情報を次に示します。
- *Folder*:フォルダに含まれる文書一覧を出力する場合のヘッダ情報
- *Delete Document*:削除文書の一覧を出力する場合のヘッダ情報
21 空白(スペース) 削除文書の一覧では出力されません。 22〜61 フォルダ名称 フォルダ名の先頭40バイトが出力(左詰め)されます。
ただし,削除文書の一覧では出力されません。62 空白(スペース) 削除文書の一覧では出力されません。 63〜80 フォルダオブジェクトID フォルダIDが16バイトで出力されます。
ただし,削除文書の一覧では出力されません。表8-9 文書の一覧の出力形式(コンソールへの出力)
カラム番号 表示項目 説明 1〜40 文書名 文書名の先頭40バイトが出力(左詰め)されます。
削除文書一覧の場合は,「*」で出力されます。41 空白(スペース) − 42〜57 文書ID 文書IDが16バイトで出力されます。 58 空白(スペース) − 59〜66 更新状態 文書の状態を示す文字列が8バイトで出力(左詰め)されます。出力される文書の状態を次に示します。
- Add:追加された文書
- Modify:更新済みの文書
- Neutral:更新されていない文書
- Delete:削除された文書
67 空白(スペース) − 68〜86 配布日付 文書の配布日付が,「YYYY/MM/DD-HH:MM:SS」形式(19バイト)で出力されます。削除文書,配布先サーバなし,メールシステムと連携していない場合又は追加文書の場合,「****/**/****:**:**」が出力されます。 87 ,(カンマ) − 88〜97 配布回数 文書の配布回数が最大10バイトで出力(右詰め)されます。
削除文書の場合「*」,配布先サーバなし,メールシステムと連携していない場合又は新規文書の場合「0」が出力されます。- 表示例を図8-5に示します。
図8-5 文書配布対象グループの文書一覧の表示例
- ファイルに出力する場合
- 一つの文書配布対象グループに対して,表8-10に示すヘッダ情報と表8-11に示す文書の一覧情報を指定したファイルに出力します。
表8-10 フォルダ単位に出力されるヘッダ情報の出力形式(ファイルへの出力)
表示項目 説明 フォルダ識別子 ヘッダ情報が20バイトで出力されます。出力されるヘッダ情報を次に示します。
- *Folder*フォルダに含まれる文書一覧を出力する場合のヘッダ情報
- *Delete Document*削除文書の一覧を出力する場合のヘッダ情報
タブ 削除文書の一覧では出力されません。 フォルダ名称 フォルダ名が最大63バイトで出力されます。
ただし,削除文書の一覧では出力されません。タブ 削除文書の一覧では出力されません。 フォルダオブジェクトID フォルダIDが16バイトで出力されます。
ただし,削除文書の一覧では出力されません。表8-11 文書の一覧の出力形式(ファイルへの出力)
表示項目 説明 文書名称 文書名が最大63バイトで出力されます。削除文書一覧の場合は,「*」が出力されます。 タブ − 文書ID 文書IDが16バイトで出力されます。 タブ − 更新状態 文書の状態を示す文字列が最大7バイトで出力されます。出力される文書の状態を次に示します。
- Add:追加された文書
- Modify:更新済みの文書
- Neutral:更新されていない文書
- Delete:削除された文書
タブ − 配布日付 文書の配布日付が,「YYYY/MM/DD-HH:MM:SS」形式(19バイト)で出力されます。削除文書,配布先サーバなし,メールシステムと連携していない場合又は追加文書の場合,「****/**/****:**:**」が出力されます。 タブ − 配布回数 文書の配布回数が最大10バイトで出力されます。
削除文書の場合「*」,配布先サーバなし,メールシステムと連携していない場合又は新規文書の場合「0」が出力されます。
注意事項
- このコマンドを実行できるのは,スーパーユーザだけです。
- 文書配布対象グループ名称には,完全一致名称を指定してください。
- 文書の一覧をコンソールに出力する場合,文書配布対象グループに100件以上の文書が存在すると,応答メッセージで表示するかしないかを確認します。
- 表示される新規文書数は,文書配布対象グループへ登録対象の件数であり,全文書件数には含まれません。また,オプションの-i,-d,-fのどれかが指定された場合だけ有効な件数が表示されます。
- 文書配布対象グループ中の文書一覧の表示で出力される配布日時,配布回数に関する情報は,配布先サーバを登録した文書配布対象グループに対してメールシステムと連携して配布した場合だけ表示されます。
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