Groupmax Document Manager Version 6 システム管理者ガイド
ここでは,文書配布ログで取得される情報について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 文書配布ログで出力される情報
- (2) 文書配布ログの取得の仕組み
(1) 文書配布ログで出力される情報
文書配布ログは,文書配布機能による文書の配布時の情報です。配布元サーバでのエクスポートファイルの作成時,及び配布先サーバでのエクスポートファイルの取り込み時に,それぞれ出力されます。文書配布ログを参照すると,文書配布機能による文書の配布状況を確認できます。
なお,ログファイルの内容はExcelなどの表計算ソフトウェアで参照できます。
(2) 文書配布ログの取得の仕組み
文書配布ログは,エクスポートファイルの作成時に,配布元サーバに出力されます。また,エクスポートファイルの取り込み時に,配布先サーバに出力されます。
それぞれの場合に出力されるファイルを次に示します。
- エクスポートファイルの作成時に出力するファイル(配布元サーバ)
- 配布元文書配布ログファイル
/usr/infoshare/spool/explog
- 配布元文書配布ログバックアップファイル
/usr/infoshare/spool/explog.bak
- エクスポートファイルの取り込み時に出力するファイル(配布先サーバ)
- 配布先文書配布ログファイル
/usr/infoshare/spool/implog
- 配布先文書配布ログバックアップファイル
/usr/infoshare/spool/implog.bak
配布元サーバ及び配布先サーバのどちらの場合も,文書配布ログファイルが一杯になると,文書配布ログバックアップファイルにバックアップが取得されます。バックアップの処理では,初めに文書配布ログファイルの内容が文書配布ログバックアップファイルに複写されます。その後,文書配布ログファイルの内容は消去されます。
バックアップの取得後,文書配布ログファイルの使用容量が80%を超えた場合は,段階的にメッセージが表示されます。この状態で処理を続けると,文書配布ログファイルの内容が文書配布ログバックアップファイルに複写されます。そのため,文書配布ログバックアップファイルに必要な情報が残っている場合は,このメッセージが表示された時点で任意のファイルに退避してください。
また,Document Managerサーバの停止中に,文書配布ログを任意のファイルに退避すると,新たに文書配布ログを取得できます。この操作方法を次に示します。
- 文書配布ログファイルを任意のファイルに退避する
- 文書配布ログファイルを削除する
文書配布ログファイルが新規に作成され,文書配布ログが出力されます。
(b) 環境設定ファイルでの定義
文書配布ログを取得する場合には,環境設定ファイルで定義する必要があります。また,ログファイルサイズもこのファイルで定義します。
環境設定ファイルについては,「5.7 Document Managerでの環境設定」を参照してください。
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