Groupmax Address/Mail Version 6 システム管理者ガイド 基本操作編
システムオプションダイアログボックスで「パスワード変更時,パスワードのチェックをする」にチェックしている場合,アドレスサーバ単位で次のように設定できます。
- ユーザIDと同じ文字列は指定できないようにする。
パスワード変更時に新パスワードがユーザID(組織ID)と同じであると変更できません。
- パスワードに設定できる最小文字数を規定する。
パスワード変更時に新パスワードが規定文字数以上でないと変更できません。
- 注意
- クライアントは何文字以上に設定されているかを表示できませんので,この機能を使用する場合は,ユーザに対して制限値を連絡してください。
- 前パスワードと同じ文字列の使用を許可する。
「パスワード変更時,パスワードのチェックをする」にチェックしていても,パスワード変更時に新パスワードに前パスワードと同じ文字列を使用できます。
gmpublicinfoファイルに環境変数を設定することによって上記の項目を設定できます。設定したアドレスサーバだけに有効です。設定を有効にするためのアドレスサービスの再起動は不要です。gmpublicinfoファイルを変更した直後から反映されます。
- SAME_USERID_PASSWD
- ユーザID(組織ID)と同じ文字列を指定できないようにする場合はgmpublicinfoファイルに次の記述をしてください。
- SAME_USERID_PASSWD=N
- SHORT_PASSWD
- パスワードの文字数を規定する場合はgmpublicinfoファイルに次の記述をしてください。
- SHORT_PASSWD=n
- nには0〜8の数字を指定します。0を指定した場合は無制限です。この場合はパスワードなしでもかまいません。6文字以上のパスワードでないと許可しない場合の設定を次に示します。
- SHORT_PASSWD=6
- SAME_PREVIOUS_PASSWD
- 前パスワードと同じ文字列を指定できるようにする場合はgmpublicinfoファイルに次の記述をしてください。
- SAME_PREVIOUS_PASSWD=Y
実際に運用する場合に,どのような設定をすればよいかを示します。なお,システムオプションダイアログボックスで「パスワード変更時,パスワードのチェックをする」にチェックされていることが前提条件です。
P※1 U※2 L※3 gmpublicinfoファイルの設定内容 ○ ○ ○ SAME_USERID_PASSWD=N, SHORT_PASSWD=6 ○ ○ × SAME_USERID_PASSWD=N ○ × ○ SHORT_PASSWD=6 × ○ ○ SAME_PREVIOUS_PASSWD=Y, SAME_USERID_PASSWD=N, SHORT_PASSWD=6 ○ × × SAME_PREVIOUS_PASSWD=N × ○ × SAME_PREVIOUS_PASSWD=Y, SAME_USERID_PASSWD=N × × ○ SAME_PREVIOUS_PASSWD=Y, SHORT_PASSWD=6 × × × SAME_PREVIOUS_PASSWD=Y (凡例)○は限定することを示す。×は限定しないことを示す。
注※1 前パスワードと同じ文字列は指定できません。
注※2 ユーザID(組織ID)と同じ文字列は指定できません。
注※3 6文字以上のパスワードでないと指定できません。
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