3.2.1 ユーザーマッピングの設定
システム内の各ホストに対してセントラルコンソールでコマンドを実行するには,JP1ユーザーとホスト上のOSユーザーを,JP1/Baseのユーザーマッピングで対応づける必要があります。この設定は,コマンド実行先の各ホストで必要です。このマニュアルでは,「2.1 基本的な構成のシステムとは」で示した基本的な構成のシステムのホストAに対してユーザーマッピングを設定する方法を説明します。GUIを使用する方法と,コマンドを使用する方法のどちらかを実施してください。
(1) GUIでユーザーマッピングを実施する(Windows限定)
JP1ユーザーがセントラルコンソールでシステム内の各ホストに対してコマンドを実行するため,JP1/BaseのGUIでユーザーマッピングを実施します。このマニュアルでは,JP1ユーザー「jp1admin」とOSユーザー「eigyouA」をユーザーマッピングする手順を説明します。
前提条件
次の条件を満たす必要があります。
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JP1ユーザーと対応づけるOSユーザーに,次のユーザー権利が与えられている(Windows限定)。
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ローカルログオンを許可
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サービスとしてログオン
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JP1/IM - Viewからコマンドを実行するJP1ユーザーが認証サーバに登録されている。
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JP1/IM - Viewからコマンドを実行するJP1ユーザーに,次のどちらかのJP1権限レベルが与えられている。
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JP1_Console_Admin
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JP1_Console_Operator
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「2.1 基本的な構成のシステムとは」を参照して,システムが構築されている。
操作手順
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Windowsスタートメニューから[すべてのプログラム]−[JP1_Base]−[JP1_Base Setup]を選択して,[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスを表示します。
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次の図に従ってユーザーマッピングを実施します。
関連項目
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導入・設計ガイド 8.4 JP1/Baseによる基盤機能
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JP1/Base 運用ガイド ユーザーマッピングの設定について書かれた個所
(2) コマンドでユーザーマッピングを実施する(Windows,Linux共通)
システム内の各ホストに対してセントラルコンソールでコマンドを実行するために,jbssetumapコマンドでユーザーマッピングを実施する手順を説明します。このマニュアルでは,JP1ユーザー「jp1admin」とOSユーザー「eigyouA」をユーザーマッピングする手順を説明します。
前提条件
次の条件を満たす必要があります。
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JP1ユーザーと対応づけるOSユーザーに,次のユーザー権利が与えられている(Windows限定)。
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ローカルログオンを許可
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サービスとしてログオン
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JP1/IM - Viewからコマンドを実行するJP1ユーザーが認証サーバに登録されている。
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JP1/IM - Viewからコマンドを実行するJP1ユーザーに次のどちらかのJP1権限レベルが与えられている。
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JP1_Console_Admin
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JP1_Console_Operator
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「2.1 基本的な構成のシステムとは」を参照して,システムが構築されている。
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jbssetumapコマンドを実行するOSユーザーがAdministrators権限またはroot権限を所有している。
操作手順
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ホストA(hostA)で次のjbssetumapコマンドを実行して,ユーザーマッピングを実施します。
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Windowsの場合:
"Baseパス\bin\jbssetumap" -u jp1admin -sha -o eigyouA
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Linuxの場合:
/opt/jp1base/bin/jbssetumap -u jp1admin -sha -o eigyouA
同様に,各ホストに対してもコマンドを実行してください。
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関連項目
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JP1/Base 運用ガイド ユーザーマッピングの設定について書かれた個所
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JP1/Base 運用ガイド jbssetumapコマンドの個所