2.4.2 前提製品のセットアップ(Windowsの場合)
ここでは,JP1/Baseのセットアップのうち,ユーザー認証の設定について説明します。
- 〈この項の構成〉
(1) 認証サーバを設定する(Windowsの場合)
JP1/IM - Managerにログインするために,マネージャーでユーザー認証を設定します。認証サーバはプライマリー,セカンダリーの2台まで設定できます。
JP1/Baseのインストール時に自動セットアップ処理を実施した場合は,認証サーバに自ホストが設定されます。自動セットアップ処理を実施していない場合,および認証サーバに設定するホストを追加・変更する場合は,次に示す手順で設定してください。
前提条件
認証サーバに設定したいホストを,hostsファイルまたはDNSサーバによって名前解決できる必要があります。
操作手順
-
Windowsスタートメニューから[すべてのプログラム]−[JP1_Base]−[JP1_Base Setup]を選択して[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスを表示します。
-
[認証サーバの検索順序]の[追加]または[変更]ボタンをクリックして[認証サーバ]ダイアログボックスを表示します。
-
認証サーバに設定したいホストのホスト名を入力して[OK]ボタンをクリックします。
なお,[認証サーバの検索順序]に表示されるホストのうち,上に表示されているホストがプライマリー認証サーバです。
関連項目
-
JP1/Base 運用ガイド ユーザー認証の設定について書かれた個所
(2) 認証サーバへJP1ユーザーを登録する(Windowsの場合)
プライマリー認証サーバにJP1ユーザーを登録します。
JP1/Baseのインストール時に,JP1ユーザー名およびパスワードにjp1adminが自動で設定されます。JP1ユーザーを追加する場合は,次に示す手順で設定してください。
前提条件
プライマリー認証サーバが指定されている必要があります。
操作手順
-
Windowsスタートメニューから[すべてのプログラム]−[JP1_Base]−[JP1_Base Setup]を選択して[JP1/Base環境設定]ダイアログボックスを表示します。
-
[認証サーバの検索順序]に表示されているプライマリー認証サーバのホスト名をクリックして,[JP1ユーザー]を活性化します。
-
[JP1ユーザー]の[追加]ボタンをクリックして[JP1ユーザー]ダイアログボックスを表示します。
-
JP1ユーザー名,およびパスワードを入力して[OK]ボタンをクリックします。
次の条件に従ってJP1ユーザー名,およびパスワードを登録してください。
対象
文字数
大文字・小文字の区別
使用できる文字列
JP1ユーザー名
1〜31バイト
区別しない
半角英数字記号(* / \ " ' ^ [ ] { } ( ) : ; | = , + ? < > およびスペース,タブを除く)
パスワード
6〜32バイト
区別する
半角英数字記号(\ " : およびスペース,タブを除く)
関連項目
-
JP1/Base 運用ガイド GUIを使ってJP1ユーザーを設定する手順について書かれた個所
(3) JP1ユーザーの操作権限について(Windowsの場合)
JP1ユーザーには,ユーザーごとに操作権限が与えられています。この操作権限を,JP1権限レベルと呼びます。
このマニュアルでのシステム管理者(jp1admin)のJP1権限レベルは,JP1_Console_Admin権限およびJP1_CF_Admin権限です。
JP1_Console_Admin権限は,セントラルコンソールおよびセントラルスコープを操作するときに必要な権限です。
JP1_CF_Admin権限は,IM構成管理を操作するときに必要な権限です。
なお,JP1/Baseのインストール時に自動セットアップ処理を実施した場合は,システム管理者に必要なJP1権限レベルが設定されます。自動セットアップ処理を実施していない場合,およびシステム管理者以外のJP1ユーザーを登録する場合は,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」のJP1ユーザーの操作権限について書かれた個所を参照してください。
関連項目
-
導入・設計ガイド 8.4.1 JP1ユーザーの管理