ソートマージ


付録F レコード編集処理で基になるレコード(SORT EEの機能)

レコード編集によって,例えば,入力レコードと異なった位置にキーや項目を再編成する場合は注意が必要となります。ソートキー,マージキー,集約キー,比較項目,集約項目,分割キー,および非分割データの範囲は,最後に実行したレコード編集後のレコードを基に指定してください。レコード編集処理で基になるレコードについて次の表に示します。

表F‒1 レコード編集処理で基になるレコード

実行順序※1

実行処理

指定パラメタ

指定オペランド

レコード編集処理で基になるレコード

ファイル分割・

連結

なし

ファイル分割

ファイル連結

1

1

1

レコード入力

-cmdopt

INPBIG,INPLTL

INPCONSEPA

-inpfile

-catinp

-splitinp

fileorg

reclen

recsepa

2

2

2

入力レコード

読み飛ばし

-inpfile

-catinp

-splitinp

skiprec

startrec

3

ファイル連結

-catinp

3

3

4

入力レコード

選択処理

-inpfile

-catinp

-splitinp

{include|omit}

{csvinclude|csvomit}

入力レコードを基に指定する。

4

4

5

入力レコード打ち切り処理

-inpfile

-catinp

-splitinp

stopaft

5

5

6

入力レコード

編集処理

-inpfile

-catinp

-splitinp

reorg

csvreorg

入力レコードを基に指定する。

6

6

7

ソート処理

マージ処理

コピー処理

-key

-csvkey

  • 入力レコード編集処理を実行しない場合は,入力レコードを基に指定する。

  • 入力レコード編集処理を実行する場合は,編集後のレコードを基に指定する。

7

7

8

集約処理

-sum

-csvsum

8

8

9

中間レコード

編集処理

-reorg

-csvreorg

9

9

10

出力レコード

選択処理

-outifle

-catout

-splitout

{include|omit}

{csvinclude|csvomit}

  • 中間レコード編集処理を実行しない場合は,集約処理の時点のレコードを基に指定する。

  • 中間レコード編集処理を実行する場合は,編集後のレコードを基に指定する。

10

10

11

出力レコード

編集処理

-outifle

-catout

-splitout

reorg

csvreorg

CSVレコード

変更処理

-cmdopt

OUTCONSEPA

-outifle

-catout

-splitout

cellsepa

quottype

cellnum

11

ファイル分割

処理

-splitfile

  • 出力レコード編集処理,およびCSVレコード変更処理のcellnum(セル数調整)オプションを実行しない場合は,出力レコード選択処理時点のレコードを基に指定する。

  • 出力レコード編集処理,またはCSVレコード変更処理のcellnum(セル数調整)オプションを実行する場合は,編集後のレコードを基に指定する。

-splitdata

nosplitdata

nosplitcsvdata

-splitkey

key

csvkey

11

12

12

ファイル編成

変更※2

-cmdopt

OUTBIG,OUTLTL

-outifle

-catout

-splitout

fileorg

reclen

minlen

recsepa

  • 出力レコード編集処理,およびCSVレコード変更処理のcellnum(セル数調整)オプションを実行しない場合は,出力レコード選択処理時点のレコードを基に,出力レコードを指定する。

  • 出力レコード編集処理,またはCSVレコード変更処理のcellnum(セル数調整)オプションを実行する場合は,編集後のレコード長を基に,出力レコード長を指定する。

(凡例)

−:なし

注※1

4.2.1 機能の実行順序」の「表4-2」の実行順序を示します。

注※2

出力ファイルへ出力する直前で,ファイル編成とレコード形式を変更します。実行順序1(ファイル連結)〜11(ファイル分割)は,入力ファイルのファイル編成とレコード形式で動作します。