1.1　このマニュアルで使用している記述形式

メッセージID

メッセージIDの形式には、次のものがあります。

• AAnnnnn

• AAAAnnnnn-Y

メッセージIDの形式ごとに構成する要素について、次に説明します。

AAnnnnnの場合

AA

メッセージのプリフィックスを示します。Apache が出力するメッセージをAH、Apache 以外が出力するメッセージをKHで表します。

nnnnn

メッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには、5桁の固有の番号が付いています。

AAAAnnnnn-Yの場合

AAAA

メッセージのプリフィックスを示します。JavaEE サーバが出力するメッセージをKDKD、Application Development Toolsが出力するメッセージをKEDT、パフォーマンストレーサーが出力するメッセージをKFCTで表します。

nnnnn

メッセージ番号を表します。それぞれのメッセージには、5桁の固有の番号が付いています。

Y

メッセージのレベルを表します。メッセージのレベルは英字1文字で示します。

エラーレベル	説明
E（Error）	エラーレベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。このメッセージが出力されたときは、処理を中断します。
W（Warning）	警告レベルのトラブルが発生したことを通知するメッセージです。メッセージが出力されたあとも処理を続行します。
I（Information）	システムの動作を通知するメッセージです。メッセージが出力されたあとも処理を続行します。

メッセージテキスト

出力されるメッセージテキストを示します。

メッセージテキスト中の可変値（メッセージが出力される状況によって変わる値）は、「xx....xx」（xxは英小文字）の形式で示します。それぞれの可変値の説明は、メッセージテキストのあとに「xx....xx（改行）表示される情報」（xxは英小文字）の形式で示します。可変値に関する説明の記述例を次に示します。

（例）

aa....aa

ファイル名

bb....bb

アプリケーション名

なお、可変値はメッセージによって記述しないものもあります。

説明

メッセージが通知された要因やメッセージを出力した構成ソフトウェアの動作など、メッセージに対する補足説明を示します。

メッセージによって記述しないものもあります。

また、メッセージIDがAAnnnnnの場合はエラーレベルも示します。エラーレベルは次のとおりです。

• emerg

• alert

• crit

• error

• warn

• notice

• info

• なし

  レベル設定のないメッセージで、メッセージテキストだけ出力されます。

対処

ユーザが実施する対処を表します。なお、対処方法の「システム管理者に連絡してください 」、または「弊社問い合わせ窓口へ連絡してください」とは、購入時の契約に基づいて、システム管理者が弊社問い合わせ窓口へ連絡することを示します。

メッセージによって記述しないものもあります。

使用している記号

メッセージの説明では、次の記号を使用して記述しています。