Hitachi

 Hitachi Application Server V10 定義リファレンスUNIX®用)


7.20.1 JAVA_HRAS

javaコマンドを実行可能にするための環境変数です。

説明

Application Serverの実行環境(アプリケーション開発環境以外の環境)で、Application Serverと関連しないJavaプログラムを使用する場合に、この環境変数を使用するときは、別途、Application Server - Optional License for Javaを購入してください。

javaコマンド実行時にこの環境変数を設定すると、Application Serverと連携しないJavaアプリケーションプログラムが実行できます。実行時には、自動的にJavaVMの稼働情報を出力する、次のオプションが指定されます。

この環境変数を設定しない場合、コマンドの実行に失敗し、次のメッセージが出力されます。

Java command cannot be used except in some special cases.
When starting a Java program, use the java_hras command, etc.
Depending on the Java program executed,
it might be necessary to purchase the other product.

なお、Application Serverと連携しないJavaアプリケーションプログラムは、javaコマンド、java_hrasコマンド、またはjavawコマンドで実行できます。それぞれの実行方法を次に示します。

javaコマンドの実行方法

次のどちらかの方法で実行します。

  • -Xhrasオプションを指定して実行する

  • 環境変数JAVA_HRASを設定して実行する

java_hrasコマンドの実行方法

Application Serverのインストールディレクトリー/jdk/jre/bin/下のjava_hrasコマンドを実行します。

java_hrasコマンドは、javaコマンドと同等の機能を持つコマンドです。java_hrasコマンドでは、javaコマンドの-Xhrasオプションや環境変数JAVA_HRASは指定不要です。

javawコマンドの実行方法

次のどちらかの方法で実行します。

  • -Xhrasオプションを指定して実行する

  • 環境変数JAVAW_HRASを設定して実行する

指定できる値

入力は制限されません。

デフォルト値

定義項目の省略

なし

値の省略

空文字も有効になります。