7.16.1 -XX:[+|-]UseCompressedOops
圧縮オブジェクトポインター機能の有効または無効を設定します。
説明
圧縮オブジェクトポインター機能の有効、無効を指定します。圧縮オブジェクトポインター機能は、Javaオブジェクトのサイズを圧縮して管理することで、JavaVM実行時のJavaヒープ領域、およびExplicitヒープ領域の使用サイズを削減します。なお、 Explicitヒープ領域は、明示管理ヒープ機能が有効な場合にだけ該当します。
この機能を有効にするには、次の条件を満たしていることが前提となります。
-
64ビット版のJavaVMを使用していること
-
Javaヒープ領域およびExplicitヒープ領域の指定サイズの合計値が32ギガバイト未満であること
JavaVM起動時、Javaヒープ領域およびExplicitヒープ領域の指定サイズの合計値が、32ギガバイト以上の場合は、JavaVMは次のメッセージを標準出力に出力し、圧縮オブジェクトポインター機能を無効とします。
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM warning: Max heap size too large for Compressed Oops
書式
-XX:[+|-]UseCompressedOops
指定できる値
型:String
- -XX:+UseCompressedOops
-
JavaVMは、Javaヒープ領域およびExplicitヒープ領域にあるJavaオブジェクトのサイズを圧縮して管理します。
- -XX:-UseCompressedOops
-
JavaVMは、Javaヒープ領域およびExplicitヒープ領域にあるJavaオブジェクトのサイズを圧縮しません。
デフォルト値
- 定義項目の省略
-
-XX:-UseCompressedOops