1.1 定義リファレンスの記述形式
定義リファレンスの記述形式について説明しています。
記述で使用する項目
定義リファレンスでは、次に示す項目を使用して記述しています。それぞれの説明では、次の項目のうち必要な項目についてだけ説明しています。
- 説明
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機能について説明しています。
- スキーマ
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DDファイルのschemaLocation属性、またはDOCTYPE宣言について説明しています。
- 書式
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ファイルや項目の書き方について説明しています。
- 格納先
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ファイルの格納先について説明しています。
- 要素の階層
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DDファイルで指定できる要素の階層について説明しています。
- パラメーターの設定対象となるファイル
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パラメーターを設定できるファイルについて説明しています。
- パラメーターの設定対象となる要素
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パラメーターを設定できる要素について説明しています。
- 指定できる値
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指定できる値の型や範囲について説明しています。
- 初期値
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あらかじめシステムで設定されている値について説明しています。
- デフォルト値
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定義項目や値を設定しない場合に、システムで設定される値について説明しています。
- 依存関係のある要素または属性
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DDファイルで、ほかの要素や属性と依存関係にあるかどうかについて説明しています。
- 記述できる場所
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ディレクティブの記述できる場所について説明しています。記述できる場所には、次のものがあります。
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httpsd.conf
VirtualHostブロック、Directoryブロック以外のhttpsd.conf
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<VirtualHost>
httpsd.confのVirtualHostブロック
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<Directory>
httpsd.confのDirectoryブロック、Locationブロック、Filesブロック
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.htaccess
AccessFileNameディレクティブで指定したアクセス制御ファイル
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<Location>
httpsd.confのLocationブロック
また、ディレクティブは次に示す順に参照されます。
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VirtualHostブロック、Directoryブロック以外のhttpsd.conf
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httpsd.confのVirtualHostブロック
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httpsd.confのDirectoryブロック
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アクセス制御ファイル
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httpsd.confのFilesブロック
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httpsd.confのLocationブロック
DirectoryブロックのAllowOverrideディレクティブの定義(上書き許可レベル)によって、アクセス制御ファイルで定義しているディレクティブを有効または無効にできます。
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- 上書き許可
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AllowOverrideディレクティブで上書きを許可する場合の許可レベルについて説明しています。許可レベルには、AuthConfig、FileInfo、Indexes、Limit、Options、All、Noneがあります。各ディレクティブの説明で.htaccessが指定でき、かつ上書き許可レベルの記述がない場合には、許可レベルはAllになります。
- 出現パターン
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繰り返して指定できるかどうかについて説明しています。
- 指定できる子要素
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要素で指定できる子要素について説明しています。各子要素では、指定できる値、デフォルト値、依存関係、出現パターンについて説明しています。
- 指定できる属性
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要素で指定できる属性について説明しています。各属性では、指定できる値、デフォルト値、依存関係、出現パターンについて説明しています。
- property要素のname属性およびvalue属性について
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property要素のname属性およびvalue属性は、次の形式で指定します。
<property name="プロパティー名" value=プロパティーの値>
プロパティー名およびプロパティーの値は、「指定できるプロパティー」の説明、またはJava EEの標準仕様を参照してください。
なお、同じプロパティー名を複数指定した場合は、最後に指定したプロパティーの値が有効な値として設定されます。
- 指定できるプロパティー
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要素の属性で指定できるプロパティーについて説明しています。各プロパティーでは、指定できる値、デフォルト値、依存関係、出現パターンについて説明しています。
- 記述例または出力例
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ファイルや項目の記述例、出力例について説明しています。
- 注意事項
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ファイルや項目を定義する際の注意事項を説明しています。