Hitachi

 Hitachi Application Server V10 定義リファレンスWindows®用)


3.11.39 /resources/connector-connection-pool/property

プロパティーの名称と値を指定します。

説明

プロパティーの名称と値を指定します。

この要素を使用することで、ManagedConnectionFactoryクラスが保持している設定値をJavaBeans仕様に基づいて上書きできます。

プロパティー名は、ra.xmlのmanagedconnectionfactory-class要素に指定したManagedConnectionFactoryクラスのsetterに対応するJavaBeans仕様に従ったプロパティー名を指定します。

ra.xmlconfig-property要素とこの要素に同じプロパティーを設定した場合、この要素の設定が優先されます。

出現パターン

0回以上

指定できる属性

属性名

説明

指定できる値

デフォルト値

依存関係

出現パターン

name

「指定できるプロパティー」のプロパティー名を指定します。

型:String

1回

value

「指定できるプロパティー」のプロパティーの値(指定できる値)を指定します。

型:String

1回

(凡例)

−:該当しません。

注※

定義項目の省略時のデフォルト値です。

指定できるプロパティー

「指定できる属性」に指定できるプロパティーを次に示します。

プロパティー名

説明

指定できる値

デフォルト値

依存関係

出現パターン

AddressList

MQブローカーのホストとポートの組み合わせのリストを指定します。javax.jms.TopicConnectionFactoryまたはjavax.jms.QueueConnectionFactory型のJMSリソース用です。

型:String

1回

ClientId

TopicConnectionFactoryクラスのcreateTopicConnectionメソッドを使用して作成されるコネクションに関連づけられるJMSクライアントの識別子を指定します。javax.jms.TopicConnectionFactory型のJMSリソースについては、持続性のあるサブスクリプションの名称は一意で、クライアント識別子の範囲内でだけ有効です。持続性のあるサブスクライバーを作成または再活性化するには、コネクションが有効なクライアント識別子を持っている必要があります。JMSの仕様書情報では、クライアント識別子は一意で、クライアント識別子は一度に1つのアクティブなコネクションでだけ使用できます。

型:String

1回

UserName

MQブローカーに接続するためのユーザー名を指定します。

javax.jms.TopicConnectionFactoryまたはjavax.jms.QueueConnectionFactory型のJMSリソース用です。

型:String

guest

1回

Password

MQブローカーに接続するためのパスワードを指定します。

javax.jms.TopicConnectionFactoryまたはjavax.jms.QueueConnectionFactory型のJMSリソース用です。

型:String

guest

1回

ReconnectAttempts

imqAddressList内の各アドレスへのコネクション(または再コネクション)の試行回数を指定します。指定された試行回数に達すると、クライアントランタイムがリスト内の次のアドレスに移動します。値「-1」は、再コネクションの試行回数が無制限であることを示します(クライアントランタイムは、成功するまで、最初のアドレスに接続しようとします)。

型:Integer

-1〜2147483647

6

1回

ReconnectInterval

再コネクションを試行する間隔をミリ秒単位で指定します。この間隔は、imqAddressList内の各アドレス、およびリスト内の連続するアドレスへのコネクションの試行に適用されます。間隔が短過ぎる場合、ブローカーが回復するとき間を確保できません。間隔が長過ぎる場合は、再コネクション時に許容できない遅延が発生することがあります。

型:Integer

1〜2147483647

30000

1回

ReconnectEnabled

trueの場合、コネクションが失われたとき、クライアントランタイムがMQブローカー(またはimqAddressList内のアドレス)への再コネクションを試行します。

型:Boolean

{true | false}

false

1回

AddressListBehavior

コネクションの試行をimqAddressList属性のアドレスの順序(priority)、またはランダムな順序(random)で行うように指定します。

多くのクライアントが同じコネクションファクトリーを使用してコネクションを試行する場合、これらすべてのクライアントが同じアドレスに接続しないよう、ランダムな順序を使用してください。

指定できる値は次のとおりです。

PRIORITY

parallel-brokerの再コネクションを有効にするには、imqAddressListBehavior属性をPRIORITYに設定します。通常、このタイプの再コネクションで指定できるブローカーは2つ以下です。この場合、メッセージは1つのブローカーに送信され、すべてのクライアントが最初のブローカーから2番目のブローカーにフェイルオーバーします。

RANDOM

クラスタ化したブローカーの再コネクションを有効にするには、imqAddressListBehavior属性をRANDOMに設定します。この場合、クライアントランタイムはリスト内のランダムなアドレスに接続しようとするため、クライアントコネクションがブローカークラスター全体に均等に分散されます。

型:String

{priority | random}

priority

1回

AddressListIterations

クライアントランタイムが、コネクションを確立(または再確立)するため、imqAddressListを巡回する回数を指定します。値「-1」は、試行回数が無制限であることを示します。

型:Integer

-1〜2147483647

-1

1回

(凡例)

−:該当しません。

注※

定義項目の省略時のデフォルト値です。