Hitachi

 Hitachi Application Server V10 定義リファレンスWindows®用)


2.6.2 rotatelogs2

ログをファイルサイズで分割して、複数のファイルに出力します。

説明

アクセスログやエラーログをログファイルサイズで分割して、複数のファイルにラップアラウンドして出力できます。rotatelogs2プログラムは次のディレクティブに指定できます。

書式

rotatelogs2 ログファイルプレフィックス名 ログファイルサイズ
    ログファイル個数
ログファイルプレフィックス名

出力するログファイルのプレフィックス名を絶対パスで指定します。

出力するログファイルは、プレフィックス.nnnのファイル名となります。

.nnnは、.001からログファイル個数で指定した値までです。

ログファイル個数をnnn面とすると、nnn面のうち、Webサーバ起動時の更新時刻が最新のものが、カレントのログファイルとなります。ログファイルは、ファイル名称のプレフィックスに拡張子.001.nnnを付けて区別します。カレントのログファイルの拡張子が.mmmであった場合、カレントのログファイルがいっぱいになると、続きは、.mmm+1 のログファイルをクリアして出力されます。.mmm.nnnと一致した場合、続きは.001に出力されます。

プレフィックス.indexのインデックス番号格納用ファイルが作成されます。このファイルは.nnn管理用ファイルであり、rotatelogs2プログラムの起動時に作成され、停止時に削除されます。なお、起動エラーの一部などで削除されないことがありますが、以降のWebサーバの動作に影響はありません。

ログファイルサイズ

ログファイルの最大サイズ(単位:KB)を指定します。

ログを出力するタイミングで、最大サイズを超えていると、次のログファイルをクリアして続きが出力されます。

指定できる値

12097151

ログファイル個数

出力するログファイルの最大数を指定します。

最大サイズを超えて次のログファイルに移る場合、それまで処理していたログファイルの拡張子が、最大個数と同じとき、再度.001のファイルから使用します。

指定できる値

1256

格納先

Application Serverインストールディレクトリー\httpsd\sbin

記述例

ディレクティブに、"|プログラム名"の形式で指定して使用します。

(例)4,096KBごとにエラーログを最大5個採取する場合

ErrorLog "|\"\"Application Serverインストールディレクトリー/httpsd/sbin/rotatelogs2.exe\" \"Application Serverインストールディレクトリー/httpsd/logs/errorlog\" 4096 5\""

errorlog.001errorlog.005の順番にログが出力されます。errorlog.005が4,096KBを超えるとerrorlog.001をクリアして続きが出力されます。Webサーバ起動時に、すでにこれらのログファイルがある場合には、更新時刻の最も新しいログファイルが、出力対象のログファイルとなります。このログファイルのサイズがすでに4,096KBを超えている場合には、次のログファイルをクリアして続きが出力されます。4,096KBを超えない場合は、このファイルの続きに出力されます。

注意事項