2.3.168 UserDir
Webブラウザーからの/~ユーザー名/へのリクエストに対して公開するサーバ上の場所を指定します。
説明
Webブラウザーからの/~ユーザー名/へのリクエストに対して公開するサーバ上の場所をディレクトリー名で指定します。disabledを指定すると、Webコンテンツを公開しないユーザーを指定できます。
ディレクトリー名は、絶対パスで指定します。
- ディレクトリー名
-
-
絶対パスで指定した場合
ユーザーディレクトリーの場所を指定します。/~ユーザー名/へのリクエストがあった場合、"ディレクトリー名/ユーザー名"にアクセスします。
-
- disabled
-
Webブラウザーからの/~ユーザー名/へのリクエストに対して、Webコンテンツを公開しないユーザーを指定します。指定されたユーザー名でのリクエストに対しては、アクセスするディレクトリー名を変換しません。ユーザー名の指定がない場合は、すべてのユーザーについてdisabledを指定したことになります。
- 重要
-
-
複数のUserDirディレクティブでディレクトリー名を指定した場合、あとから指定したものに上書きされます。
-
disabledに指定するユーザー名は、複数のUserDirディレクティブを用いて指定できます。
-
書式
UserDir {ディレクトリー名|disabled [ユーザー名 [ユーザー名 ...]]}
デフォルト値
- 定義項目の省略
-
disabled
記述できる場所
httpsd.conf、<VirtualHost>
記述例
- (例1)
-
UserDir public_html
ユーザーuser1のホームディレクトリーを/home/user1とすると、リクエストhttp://ホスト名[:ポート番号]/~user1/index.htmlで、/home/user1/public_html/index.htmlにアクセスします。
- (例2)
-
UserDir /home UserDir disabled user3 UserDir disabled user4 user5
リクエストhttp://ホスト名[:ポート番号]/~user1/index.htmlで、/home/user1/index.htmlにアクセスします。ただし、user3はdisabledが指定されているため、http://ホスト名[:ポート番号]/~user3/index.htmlというリクエストで/home/user3/index.htmlにアクセスできません。user4、user5についてもuser3と同様です。
- (例3)
-
UserDir disabled
すべてのユーザーに対してdisabledを指定します。