Hitachi

 Hitachi Application Server V10 定義リファレンスWindows®用)


2.3.152 SSLFakeBasicAuth

クライアント証明書を利用したBasic認証をする場合に指定します。

説明

SSLクライアント認証の機能とあわせて、WebブラウザーでユーザーIDとパスワードを入力することなく、クライアント証明書の提示だけでBasic認証をできるようにします。AuthUserFileディレクティブで指定するファイルにはX509クライアント証明書のSubjectとパスワードを記述します。パスワードは、次に示す値で常に固定とします("password"を暗号化したもの)。

"{SHA}W6ph5Mm5Pz8GgiULbPgzG37mj9g="

書式

SSLFakeBasicAuth

記述できる場所

httpsd.conf<VirtualHost>

記述例

hwscertutilコマンドで表示する証明書のSubjectフィールドの値
Subject: EMAIL=username@userhost,CN=username,OU=Software,O=HITACHI,
L=Yokohama-shi,ST=Kanagawa,C=JP

この場合、AuthUserFileディレクティブで指定するファイルは次のように指定します。

/C=JP/ST=Kanagawa/L=Yokohama-shi/O=HITACHI/OU=Software/CN=username
/Email=username@userhost:{SHA}W6ph5Mm5Pz8GgiULbPgzG37mj9g=

LogFormatディレクティブのu指定ではSubjectがロギングされます。

認証に失敗した場合、ステータスコード401 Authorization Requiredを応答します。