Hitachi

 Hitachi Application Server V10 定義リファレンスWindows®用)


2.3.117 RequestReadTimeout

リクエスト受信開始からリクエストヘッダー受信完了まで、およびリクエストボディーの受信開始から完了までのタイムアウト時間を指定します。

説明

リクエスト受信開始からリクエストヘッダー受信完了まで、およびリクエストボディーの受信開始から完了までのタイムアウト時間を秒単位で指定します。

データの送信が遅いリクエストに対して、サーバのリソースを長時間専有されることを避ける場合に有効です。

なお、タイムアウトを設定するにはmod_reqtimeoutモジュールの組み込みが必要です。

LoadModule reqtimeout_module modules/mod_reqtimeout.so

また、モジュールトレースの出力の抑止を同時に設定することを推奨します。

HWSSuppressModuleTrace mod_reqtimeout.c

書式

RequestReadTimeout タイプ=時間 [タイプ=時間]

指定できる値

タイプ

headerbodyを指定できます。

  • header

    リクエスト受信開始からリクエストヘッダー受信完了までの経過時間を監視する場合に指定します。

  • body

    リクエストボディーの受信開始から完了までの経過時間を監視する場合に指定します。

時間

リクエスト受信開始からリクエストヘッダー受信完了まで、およびリクエストボディーの受信開始から完了までのタイムアウト時間を秒単位で指定します。

指定できる値は、0〜2147483647です。0を指定するとタイムアウトを設定しません。

デフォルト値

定義項目の省略

20

記述できる場所

httpsd.conf<VirtualHost>

記述例

(例1)
RequestReadTimeout header=10 body=30

リクエスト受信開始からリクエストヘッダー受信完了までのタイムアウト時間を10秒、リクエストボディーの受信開始から完了までのタイムアウト時間を30秒に設定します。

(例2)
RequestReadTimeout header=0 body=0

タイムアウトを設定しません。