Hitachi

 Hitachi Application Server V10 定義リファレンスWindows®用)


2.3.70 HWSSuppressModuleTrace

モジュールトレースの出力を抑止する場合に指定します。

説明

モジュールトレースの出力を抑止するモジュールファイル名および抑止する関数種別を指定します。

all

指定したモジュールが出力するモジュールトレースをすべて抑止します。

hook

指定したモジュールが出力するモジュールトレースのうち、handler関数以外のモジュールトレースを抑止します。

handler

指定したモジュールが出力するモジュールトレースのうち、handler関数のモジュールトレースを抑止します。

モジュールファイル名には、エラーログまたはリクエストログに出力されるモジュールファイル名称を指定します。次の例のモジュールトレースを抑止する場合は、モジュールファイル名に"mod_example.c"を指定します。

(例)
[Mon Dec 18 14:57:14 2006] [info] hws : module --> (mod_example.c[12])(1896)
[Mon Dec 18 14:57:14 2006] [info] hws : module <-- (mod_example.c[12])(1896)(-1)

Webサーバが標準提供している外部モジュールとモジュールファイル名の対応を次に示します。

表2‒3 Webサーバが標準提供している外部モジュールとモジュールファイル名の対応

モジュール名

モジュールファイル名

mod_expires.so

mod_expires.c

mod_headers.so

mod_headers.c

mod_hws_qos.so

mod_hws_qos.c

mod_lbmethod_byrequests.so

モジュールトレースは出力されません。

mod_proxy.so

mod_proxy.c

mod_proxy_balancer.so

mod_proxy_balancer.c

mod_proxy_http.so

モジュールトレースは出力されません。

mod_reqtimeout.so

mod_reqtimeout.c

mod_slotmem_shm.so

モジュールトレースは出力されません。

Webサーバが標準提供している外部モジュール以外を使用する場合は、そのモジュールのトレースが出力されることがあります。また、次のどちらかの場合は、内部モジュールに対するトレースも出力されます。

なお、このディレクティブは、複数指定できます。同じモジュールファイル名を指定した場合は、あとに指定したものが有効となります。

重要

CGIプログラム実行時のモジュールトレースは抑止できません。

書式

HWSSuppressModuleTrace モジュールファイル名 [all|hook|handler]

記述できる場所

httpsd.conf

記述例

(例1)
HWSSuppressModuleTrace mod_proxy.c

この指定では、プロキシーモジュール内のすべての関数に対するモジュールトレースを抑止します。

(例2)
HWSSuppressModuleTrace mod_proxy.c hook

この指定では、プロキシーモジュール内のhandler以外の関数に対するモジュールトレースを抑止します。