Hitachi

 Hitachi Application Server V10 定義リファレンスWindows®用)


2.3.57 HWSErrorLogClientAddr

エラーログに出力するクライアントアドレスをX-Forwarded-Forヘッダー値に変更する場合に指定します。

説明

バックエンドサーバで、エラーログに出力するメッセージテキストの"[client クライアントアドレス:ポート番号] "を"[X-Forwarded-For X-Forwarded-Forヘッダー値] "に変更するよう設定します。

ロードバランサーやプロキシーサーバを介してバックエンドサーバがリクエストを受信すると、バックエンドサーバがエラーログに出力する「クライアントIPアドレス:ポート番号」がリクエストを送信したクライアントのIPアドレスではなく、ロードバランサーやプロキシーサーバのIPアドレスになる場合があります。ただし、ロードバランサーやプロキシーサーバの中には接続元のクライアントIPアドレスをX-Forwarded-Forヘッダーに付加する場合があるため、出力内容をX-Forwarded-For X-Forwarded-Forヘッダーの値へ変更することで、接続元のクライアントIPアドレスが出力されるようにします。

注意事項

X-Forwarded-Forヘッダーを受信する前にエラーが発生した場合や、一部のメッセージでは変更できません。

書式

HWSErrorLogClientAddr X-Forwarded-For

指定できる値

X-Forwarded-For

エラーログに出力する"[client クライアントアドレス:ポート番号] "を"[X-Forwarded-For X-Forwarded-Forヘッダー値] "に変更します。

記述できる場所

httpsd.conf