2.3.53 Header
200番台のステータスコード応答時のレスポンスヘッダーをカスタマイズする場合に指定します。
説明
200番台のステータスコード応答時のレスポンスヘッダーをカスタマイズする場合に指定します。リバースプロキシーとして使用する場合、バックエンドのWebサーバが返すステータスコードの値に関係なく、レスポンスヘッダーをカスタマイズします。
なお、レスポンスヘッダーをカスタマイズするにはmod_headersモジュールの組み込みが必要です。
LoadModule headers_module modules/mod_headers.so
書式
Header{{set|append|add}ヘッダー ヘッダー値[env=[!]環境変数]|unset ヘッダー}
指定できる値
- set
-
ヘッダーを設定します。ヘッダーがある場合は、指定したヘッダー値に書き換えます。
- append
-
存在するヘッダーにヘッダー値を追加します。存在するヘッダー値との間は、コンマで区切られます。ヘッダーがない場合は、ヘッダーを設定します。
- add
-
ヘッダーがあっても、別の行にヘッダーを設定します。同じヘッダーを複数行設定する場合に使用します。
- unset
-
指定したヘッダーがある場合、そのヘッダーをすべて削除します。
- env=環境変数
-
指定した環境変数が設定されている場合に、Headerディレクティブで指定した内容を実行します。
- env=!環境変数
-
指定した環境変数が設定されていない場合に、Headerディレクティブで指定した内容を実行します。
- ヘッダー値
-
文字だけから成る文字列、フォーマット指示子を含む文字列または両方から成る文字列を指定できます。
ヘッダー値に空白がある場合は、"(ダブルクォーテーション)で囲む必要があります。
フォーマット指示子を次に示します。
フォーマット
意味
%t
リクエストを受け取った時刻を、1970年1月1日0時0分0秒(GMT:Greenwich Mean Time)から経過した時間で表示する。単位はマイクロ秒。先頭には"t="が付けられる。
%D
リクエスト処理に掛かった時間を表示する。単位はマイクロ秒。先頭には"D="が付けられる。
%{env_name}e
環境変数env_nameの値。
記述できる場所
httpsd.conf、<VirtualHost>、<Directory>、.htaccess
上書き許可
FileInfoレベル
記述例
Header set Cache-Control no-cache