5.3.2 cprfflush
バッファー内容の強制ファイル出力
書式
cprfflush [-PRFID PRF識別子] [-h]
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/common/PRF/bin/
機能
PRFデーモンに対して、バッファーに格納されているトレース情報の出力を要求します。
出力する範囲は、前回ファイル出力したトレースの次のトレースから、コマンドが入力された時点までです。
実行権限
次の権限を持つユーザー
-
PRFを取得するプロセスと同じユーザーまたはスーパーユーザー
-
同じPRFSPOOL環境変数を使用する環境内では、スーパーユーザーとほかのユーザーが混在してPRFコマンドを実行できません。常に同じユーザーでPRFコマンドを実行する必要があります。
前提条件
-
cprfflushコマンドの実行中は、cprfflushコマンドを実行できません。
-
要求先のPRFデーモンと同じPRFSPOOL環境変数が設定されている必要があります。設定されていない場合、コマンドがエラーリターンします。
環境変数
-
PATH
Application Serverインストールディレクトリー/common/PRF/bin、および/binを追加してください。
-
LD_LIBRARY_PATH(Linux)
Application Serverインストールディレクトリー/common/PRF/libを指定してください。
-
LIBPATH(AIX)
Application Serverインストールディレクトリー/common/PRF/libを指定してください。
-
PRFSPOOL
PRFデーモンの実行環境ディレクトリーを設定します。
PRFSPOOL環境変数は、ドメイン管理サーバがJavaEEサーバ、クラスターを起動するとき、ドメイン管理サーバによって設定されます。PRFSPOOL環境変数は、JavaEEサーバを関連元とするPRF関連がある場合、関連先のPRF名を基に、次の形式で設定されます。
"JavaEEサーバ構築先ノードのJava EE Serverログ出力先ディレクトリー/nodes/ノード名/PRF名"
-
TZ(UNIX)
タイムゾーンを設定します。日本標準時の場合はJST-9を指定します。
-
PSALLOC(AIX)
メモリー確保時に必要なページングスペースをすぐに確保する設定にします。
earlyを設定してください。
-
NODISCLAIM(AIX)
free()に対するコールの処理方法として、disclaim()の発行を抑止する設定にします。
trueを設定してください。
-
EXTSHM(AIX)
プロセス空間の共有メモリー領域数の制限をなくす設定にします。
ONを設定してください。
-
LDR_CNTRL(AIX)
カーネルの従来の区分化より大きいデータエリアを扱えるようにするための設定です。
MAXDATA=0x40000000を指定してください。
引数
- -PRFID PRF識別子
-
PRF識別子には、asadminのcreate-prfサブコマンドでPRFを構築したときに付けたPRFサーバの名称を指定します。PRF識別子は1〜31文字の英数字、またはアンダースコア(_)で指定します。"TSC"や"tsc"、または"CTM"や"ctm"で始まる文字列は指定しないでください。
デフォルト値:PRF_ID
- -h
-
コマンドの使用方法を表示します。
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常終了しました。 |
1 |
PRFデーモンが起動していません。PRFSPOOL環境変数が異なっている、または-PRFIDの値が誤っているおそれがあります。 |
2 |
PRFSPOOL環境変数が設定されていません。 |
上記以外 |
コマンド処理中にエラーが発生しました。出力されたメッセージに従って対策したあと、再度コマンドを実行してください。エラーメッセージは標準エラー出力、ログファイルに出力します。 |