2.17.1 create-javamail-resource
JavaMailセッションリソースの作成
書式
asadmin [asadmin-options] create-javamail-resource [--help] [--target target] --mailhost hostname --mailuser username --fromaddress address [--storeprotocol storeprotocol] [--storeprotocolclass storeprotocolclass] [--transprotocol transprotocol] [--transprotocolclass transprotocolclass] [--enabled={true|false}] [--description resource-description] [--property name=value[:name=value]...] jndi-name
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
create-javamail-resourceサブコマンドは、JavaMailセッションリソースを作成します。
このサブコマンドはリモートモードだけサポートします。
前提条件
ドメイン管理サーバは、稼働状態である必要があります。
引数
- --help | -?
-
このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。
- --target target
-
作成するJavaMailセッションリソースの対象を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
server
ドメイン管理サーバを対象とします。serverはドメイン管理サーバの名称です。
-
domain
ドメインを対象とします。
-
cluster_name
指定した名称のクラスターを対象とします。
-
instance_name
指定した名称のサーバインスタンスを対象とします。
デフォルト値:server
-
- --mailhost hostname
-
デフォルトメールサーバのDNS名を指定します。プロトコル固有のホストプロパティーが指定されていない場合、StoreおよびTransportオブジェクトの接続メソッドは、この値を使用します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
メールホスト名
デフォルト値:なし
-
- --mailuser username
-
メールサーバへの接続時に使用されるメールアカウントユーザーの名前を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
メールサーバのユーザー名
デフォルト値:なし
-
- --fromaddress address
-
デフォルトユーザーのメールアドレスを username@host.domain形式で指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
デフォルトユーザーのメールアドレス
デフォルト値:なし
-
- --storeprotocol storeprotocol
-
メールサーバのストアプロトコルを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
imap
-
pop3
デフォルト値:imap
-
- --storeprotocolclass storeprotocolclass
-
メールサーバのストアプロトコルクラス名を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
com.sun.mail.imap.IMAPStore
-
com.sun.mail.pop.POPStore
デフォルト値:com.sun.mail.imap.IMAPStore
-
- --transprotocol transprotocol
-
メールサーバのトランスポートプロトコルを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
smtp
-
lmtp
デフォルト値:smtp
-
- --transprotocolclass transprotocol
-
メールサーバのトランスポートプロトコルのクラス名を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
com.sun.mail.smtp.SMTPTransport
-
com.sun.mail.lmtp.LMTPTransport
デフォルト値:com.sun.mail.smtp.SMTPTransport
-
- --enabled={true|false}
-
trueを指定した場合、リソースは実行時に有効になります。
型:Boolean
指定できる値を次に示します。
-
true
-
false
デフォルト値:true
-
- --description resource-description
-
JavaMailリソースの詳細の一部を記述するテキストを指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
JavaMailリソースの説明
デフォルト値:なし
-
- --property name=value[:name=value]...
-
JavaMailリソース構成時のオプションをプロパティー名と値のペアで指定します。Java EE Server固有のmail-プレフィックスは標準のメールプレフィックスに変換されます。指定形式は、name=valueです。複数指定する場合は、コロン(:)で区切ります。同じプロパティー名を複数指定した場合は、最後に指定したプロパティーの値が有効となります。
nameに指定できる値については、Java Mail標準仕様のJavaDoc(http://docs.oracle.com/javaee/7/api/javax/mail/package-summary.html)から、javax.mailのパッケージサマリーを参照してください。デフォルト値はありません。
valueには、プロパティー名に指定したプロパティーの指定範囲に従う値が指定できます。
- jndi-name
-
作成するJavaMailリソースのJNDI名を指定します。JavaMailリソースには、ネーミングサブコンテキストのプレフィックスmail/の使用を推奨します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
JNDI名
デフォルト値:なし
-
使用例
次の例では、instance1という名称のサーバインスタンスに、JavaMailセッションリソースを作成します。
asadmin create-javamail-resource --target instance1 --mailhost localhost --mailuser sample --fromaddress sample@sun.com mail/MyMailSession
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
サブコマンドの実行に成功しました。 |
1 |
サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。 |