Hitachi

 Hitachi Application Server V10 コマンドリファレンスUNIX®用)


2.9.1 change-master-password

マスターパスワードの変更

書式

asadmin [asadmin-options] change-master-password [--help]
    [--nodedir node-dir] [--domaindir domain-dir]
    [--savemasterpassword={false|true}] [domain-name|node-name]

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin

機能

change-master-passwordサブコマンドは、マスターパスワードを変更するのに使用します。このサブコマンドでは、古いマスターパスワードと新しいマスターパスワードの入力が対話型で求められます。

このサブコマンドは、サーバが停止しているときだけ動作します。

分散環境では、ドメイン内の各マシン上でコマンドを実行する必要があります。

前提条件

ドメイン管理サーバまたはサーバインスタンスは、change-master-passwordサブコマンドの実行前に停止する必要があります。

環境変数

AS_DEF_DOMAINS_PATH

ファイル

change-master-passwordサブコマンドの--savemasterpasswordオプションがtrueに設定されている場合、マスターパスワードが変更され、domains/domain-dirディレクトリー内のmaster-passwordファイルに書き込まれます。

引数

--help | -?

このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。

--nodedir node-dir

パスワードを変更するノードのインスタンスを含むディレクトリーの名称を指定します。このオプションを実行すると、変更がドメイン全体に適用されます。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ノードが存在するディレクトリーのパス

デフォルト値:なし

--domaindir domain-dir

この操作で使用するドメインディレクトリーの名称を指定します。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ドメインディレクトリー名

デフォルト値:asenv.batファイルまたはasenv.confファイルに定義される環境変数$AS_DEF_DOMAINS_PATH

--savemasterpassword={false|true}

ファイルシステムへのマスターパスワードの書き込みをユーザーに要求するかどうかを確認します。start-domainサブコマンドを使うと、ユーザーにパスワード入力を要求しないでサーバを起動できるようになります。

型:Boolean

指定できる値を次に示します。

  • true

  • false

デフォルト値:false

domain-name | node-name

パスワードを変更するドメインまたはノードの名称を指定します。ドメインが1つだけの場合、このオプションは任意です。

型:String

指定できる値を次に示します。

  • ドメイン名、またはノード名

デフォルト値:なし

使用例

次の例では、domain44psドメインのマスターパスワードを変更します。

asadmin change-master-password domain44ps

戻り値

戻り値

説明

0

サブコマンドの実行に成功しました。

1

サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。