2.9.1 change-master-password
マスターパスワードの変更
書式
asadmin [asadmin-options] change-master-password [--help] [--nodedir node-dir] [--domaindir domain-dir] [--savemasterpassword={false|true}] [domain-name|node-name]
格納先
Application Serverインストールディレクトリー/javaee/glassfish/bin
機能
change-master-passwordサブコマンドは、マスターパスワードを変更するのに使用します。このサブコマンドでは、古いマスターパスワードと新しいマスターパスワードの入力が対話型で求められます。
このサブコマンドは、サーバが停止しているときだけ動作します。
分散環境では、ドメイン内の各マシン上でコマンドを実行する必要があります。
前提条件
ドメイン管理サーバまたはサーバインスタンスは、change-master-passwordサブコマンドの実行前に停止する必要があります。
環境変数
AS_DEF_DOMAINS_PATH
ファイル
change-master-passwordサブコマンドの--savemasterpasswordオプションがtrueに設定されている場合、マスターパスワードが変更され、domains/domain-dirディレクトリー内のmaster-passwordファイルに書き込まれます。
引数
- --help | -?
-
このサブコマンドのヘルプテキストを表示します。
- --nodedir node-dir
-
パスワードを変更するノードのインスタンスを含むディレクトリーの名称を指定します。このオプションを実行すると、変更がドメイン全体に適用されます。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ノードが存在するディレクトリーのパス
デフォルト値:なし
-
- --domaindir domain-dir
-
この操作で使用するドメインディレクトリーの名称を指定します。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ドメインディレクトリー名
デフォルト値:asenv.batファイルまたはasenv.confファイルに定義される環境変数$AS_DEF_DOMAINS_PATH
-
- --savemasterpassword={false|true}
-
ファイルシステムへのマスターパスワードの書き込みをユーザーに要求するかどうかを確認します。start-domainサブコマンドを使うと、ユーザーにパスワード入力を要求しないでサーバを起動できるようになります。
型:Boolean
指定できる値を次に示します。
-
true
-
false
デフォルト値:false
-
- domain-name | node-name
-
パスワードを変更するドメインまたはノードの名称を指定します。ドメインが1つだけの場合、このオプションは任意です。
型:String
指定できる値を次に示します。
-
ドメイン名、またはノード名
デフォルト値:なし
-
使用例
次の例では、domain44psドメインのマスターパスワードを変更します。
asadmin change-master-password domain44ps
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
サブコマンドの実行に成功しました。 |
1 |
サブコマンドの実行中にエラーが発生しました。 |